投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年8月27日
東京都大田区に一戸建てを新築されたお客様から1年前に戸建ベランダの資料を請求いただいていました。
1年経ってやっぱり2階のバルコニーへウッドデッキを敷きたいとの事で訪問させていただきますと、
バルコニーへ人工芝とタイルのパネルをうまく市松模様に敷かれていましたが・・・・・
奥行きが3.3mある大きなバルコニーですので、排水の為の傾斜が中央を起点として左右に付いている両勾配のバルコニー。
その上、中央部は梁が凸状になっていますので、この部分には人工芝は張る事ができず剥き出しの状態。
これでは、せっかくの広いバルコニーも有効活用できないので、やっぱり水平なウッドデッキにしたいと当社へ。
なおかつ、夏場の昼間も日陰を作れるタープを張りたいとの事で、こちらの腰壁にタープ用の柱を建てるご要望をいただきました。
最近戸建のバルコニー、ベランダへもタープをというお客様が増えています。
開き戸の高さに合わせ、水平に仕上がったウッドデッキ。奥行きは3.3mと3.6mの出幅違い、横はが3.8mあります。
バルコニーが駐車場に面していたので、家の内部を通さずそのまま屋外から搬入できる条件でした。
それで3.6m長さのデッキユニットを製作し、継ぎ目なしのウッドデッキが完成。
室外機の置いてある部分が奥行き3.6m。
開き戸前。高さが開き戸までの高さにな、段差が解消されて出やすくなりました。
肝心のタープを張るフレームの写真を撮り忘れてしまいましたので、今回はタープ柱の写真2枚でご勘弁を。
ちょっと締まらない写真2枚で今回の紹介は終了。
次回は、同じバルコニーのウッドデッキですが、マンションのルーフバルコニーウッドデッキを。
今回の紹介は、大田区で12年前と11年前に施工しましたルーフバルコニーとベランダの大規模修繕時のウッドデッキ紹介です。
12年前に施工しましたウッドデッキは新築入居時に、もう1ケ所のウッドデッキは同じマンションにお住まいの方がそれを見て翌年に施工依頼いただいたウッドデッキです。
それも入居時に施工されたタイルを剥がしての施工でした。夏場は暑くて熱くてルーフバルコニーに出れなかった理由からでした。
そんな訳で同じマンションですので、大規模修繕時サービスは同じ時期の取り外し・保管・再組立てとなりました。
まずは12年経過のお客様から。
こちらはルーフバルコニーの取り外し前。ベランダガーデニングを楽しまれていたようで、デッキ表面は泥汚れも。。。。。
ルーフバルコニーデッキの取り外し完了してトラックへ積み込み工場へ持ち帰ります。
こちらはベランダ。退色は少々していますが、そんなに表面の汚れていないようです。が、お客様からは両方ともオプションの高圧洗浄のご依頼をいただきました。
それでは、4ヶ月の保管も終わり再組立て後の写真を。
高圧洗浄だけで、これだけ色も戻ります。
このプランターカバーやベンチもイペ製ですが、こちらも高圧洗浄しただけでこんなに綺麗に。
こちらはベランダの再組立て後、木目がはっきり見えるようになったという事はこちらも表面の汚れだったんでしょうか?
それでは次に11年後のお客様のウッドデッキを。
取り外し前のルーフバルコニーウッドデッキ。やはり屋根が無い分ベランダよりルーフバルコニーは汚れが付きやすいのかもしれません。
取り外し後のルーフバルコニー。こちらは広くて60㎡以上あります。
こちらがベランダウッドデッキで10㎡くらいあり、両方で70㎡以上のウッドデッキ。
この数量ですと小型トラックには積めません、重量オーバーです。11年前の施工時の材料計算表と設計図面が残っていましたので予め大型トラックを準備して取り外しに。
再組立て完了。こちらも高圧洗浄しています。きれいになりましたね。
当社では、保管中に点検をさせていただいているのですが、どちらもイペ製でしたので元々すき間無し施工。11~12年経ってもすき間はせいぜい1~2mmというところでした。
また経年変化による反り暴れも少ないので再組立て後もご覧のようにスムーズに仕上がっています。
・・・・・・これが反り暴れが大きい木材だと再組立ては大変というか元の形に戻すのは難しいんです。
それでは今回のルーフバルコニーウッドデッキの大規模修繕時サービスの紹介は終了しますが、近いうちにこのマンションウッドデッキでの反り問題を紹介します。
次回は庭のウッドデッキ。
大田区の一戸建住宅へお住まいのお客様から、2階バルコニーへのウッドデッキ見積もりご依頼をいただきました。
戸建バルコニーのウッドデッキもマンションと同様にイペのすき間無しタイプと他のハードウッド製のすき間ありタイプとの2種類の施工があります。
安いハードウッドを使ってすき間あり施工(一般的に施工されている工法)ですと、木材によってはイペより2~3割安くなります。
今回は両方の比較検討しているとの事で、イペと他の木材で見積もりさせていただきましたが、お客様は”すき間無し”が良いという事でイペのウッドデッキをお選びになりました。
最近は9割以上のお客様が、高くはなりますがイペのすき間無し施工を選択されています。・・・・・・・すき間から落ちるゴミ問題を認識されている方が増えているんでしょうね。
このすき間無し施工は当社が17年前に、お客様からウッドデッキのすき間からゴミが落ちるのを何とかならないの?と指摘を受けて開発したものですが、ゴミが気にならなければすき間無し施工でもいいかと思います。価格的にも2~3割安く提供できますので・・・・・・
奥行き2.5mのバルコニーです。2階にリビングがある家では奥行きたっぷりのバルコニーが多いですね。
バルコニーへの出口はこちらの開き戸と、
リビングの掃出し窓の2ヵ所があり、両方の下をごらんのようにエアコンホースが這っている状況です。ウッドデッキを設置すると、これが隠れて見えなくなります。
開き戸の高さはバルコニー床から13cm。現在、戸建の場合はバルコニーの防水基準から最低でも防水層の高さは12cm以上はとるようになっています。
水下側の排水口あたりで18cm。これもしっかり水勾配が付いています。この傾斜があるバルコニーを使い易いように水平なウッドデッキに仕上げていきます。
壁に蛇口が付いているので、お客様はウッドデッキに水受けパン設置をされるとの事で、ウッドデッキに穴をあけ下に配管する事に。
これが水受けパンをデッキに設置したところ。
色が濃く見えますが、塗装ではありません。施工完了後に降った小雨で撮影時はこんな風に。
そう、このように雨に濡れた時に他の木材は膨張してしまうので、すき間を開けて施工しないとならないのですが、イペだけはこの湿潤時膨張率がなんと他の木材の1/10くらいなので、このようにすき間無し施工が可能です。
ちなみに人工木も濡れても膨張はしません。が、熱でももって膨張します。つまり夏の暑い時期には膨張しますので、これも5mm開けての施工となります。
掃出し窓前の完成写真。お客様ご希望の”すき間無し”。これでデッキ下にゴミが溜る心配もなし。
壁側に見える切れ目。ここの下は排水口になっているので点検用の蓋になっています。
それでは、”戸建2階バルコニーウッドデッキもすき間無し”の紹介はこれで終了。
次回は同じくタイルのすき間のゴミが気になって、マンションベランダをすき間無し施工のウッドデッキに換えられた紹介です。