タワーマンションのタワー?室外機カバー~中央区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年7月18日

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東京都中央区のタワーマンションへお住まいのお客様からいただきましたお問い合わせ

「近々にマンションバルコニーのウッドデッキを検討しております。
①高層階でも施工は可能でしょうか?
②避難口ハッチの蓋とエアコン二段(一台マルチ大型)の施工も合わせて可能か?
③これらトータルの概算見積り金額を教えて頂きたい。
④仮に今発注させて頂いた場合、施工完了時期はいつくらいになるか教えて頂きたい。」

今までにもタワーマンションの55階で施工していますので、高層階での施工は問題ありませんし、2段タイプの室外機カバーも製作しています。
間取り図面からの概算見積もり後に、お伺いし採寸を。

 

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避難はしごがあり、排水溝は外側の端部ではなく中央部にあります。

 

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中央部に排水溝があるベランダは溝に向かって両方向から勾配が付いているのでタイル敷設には不向きです。それ以前に高層階なので無理?

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排水口とパイプのほかにエアコンのドレンホースが入り組んでいるのですが、お客様は出来るだけこれらをウッドデッキで隠したい!そして全て塗装したい。———これがお客様のご希望でした。

ベランダ全体は小さく、この場所で加工スペースを確保するの難しい為、現場でできる加工は限られてきます。
その為、工場でほぼ加工・製作するので詳細寸法が必要。・・・・・これがまた難しい。

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2段式の室外機は、なんと天井まで届く高さ!上まで2.3mくらいあるのですが、これもスッポリと隠したい!
一般的な2段積み室外機の高さはせいぜい1.6mくらいです。

さすがにこれは、一時検討の期間をいただきまして可否の回答は保留とさせていただきました。
マンションの場合は、搬入に際しエレベーターとか玄関・室内の作りにより様々な障害が発生しますので、安請け合いは出来ません。・・・・・昔、失敗した事がありますので。

職人と打ち合わせの上、なんとかご希望に応えるべく製作。

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この写真ががそれ。まるでタワーのような室外機カバーです。もちろん設置にあたり倒れないような工夫もしています。
室内からも見えていた無粋な室外機も、こうしてカバーしてやるとまるで家具のようになります。

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室外機の横の狭い部分も、全て施工。

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掃除のときだけパカッと外せれるよう、排水口も蓋加工。

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こちらは室内から見た避難ハッチ部分。
これで部屋の中にいる時でも、いやでも目に入るコンクリートと金属だけのベランダが見違えるようになりました。

今回はベランダの面積としては小さかったので現場での作業時間は短かったですが、その代り工場での製作時間はその数倍も掛かるというウッドデッキの紹介でした。

目隠しウッドフェンスは難しい~三郷市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年5月16日

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埼玉県三郷市へお住まいのお客様から

「2012 10の隣家との目隠しウッドフェンス~松戸市~後編をみてメールしました。ぜひうちも隣家との目隠しウッドフェンスを設置したいと思ってます。概算でどれくらいになるでしょうか?既存のデッキは800mmで幅は4300mmです。境界線までは800mmです。」

と、次の写真と共にお問い合わせいただきました。

 

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目隠しウッドフェンスの目的は、大きく分けると道路からの他人からの視線を隠す。
もうひとつが、今回の場合のように自分が見たくない物を隠す。

最近は後者の方が多く、隣家のブロック塀があったり、リビング前に隣家が境界線ギリギリに建っているとか。
しかもトイレやお風呂、洗面所の窓がある方が・・・・・・毎日眺めていたくはない景色ですよね。

さて、ウッドフェンスのみの場合と、ウッドデッキ+ウッドフェンスの2パターンの概算見積もりをさせていただき、「ウッドデッキも」という事で調査へ。

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いただいた写真と同じアングルですが、よくよく見ますと境界ブロックの横に穴を掘った跡が・・・・・・

当初、DIYで考えていたようですが、支柱を建てる”基礎をどう作るか?”で断念されたようです。

実は、この目隠し目的の”ウッドフェンス”は立地条件によりましては、ウッドデッキより数倍、設計・施工が難しいんです。

高さ、板間すき間、フェンスの総重量、基礎を打つ場所の土質と、条件が案件ごとに変わります。なんせ上が重いウッドフェンスは風で基礎ごと倒れてしまいますので。
・・・・・・おまけに境界ブロックぎりぎりに支柱を建てる場合は特に。

——-コストを無視して設計するなら、なんてことはないのですが、そういう訳にもいきませんし———

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奥側から入口を見たところ。ほんと、目の前に隣の家が迫ってきている感じ!

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打ち合わせ時に、ウッドデッキ&フェンスはこの室外機まで伸ばす事に。
ついでに既存のウッドデッキも撤去して全てイペのウッドデッキにというのがお客様のご希望でした。・・・・・まだ新しくて腐ってはいませんでしたが、後々の事も考えられたのかも。

打ち合わせも終わり施工へ。

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施工完了。
目隠しフェンスの高さはウッドデッキからは1.5m、地面からは2m。
ついでに40cmし高くした位置にタープ用のフレームとその金物を取り付け。

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室外機カバー。ベンチ高さに仕上げています。

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奥からの写真ですが、完全にお隣の壁や窓は視界から消えています。

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駐車場からウッドデッキへの入り口。元のコンクリート階段にすり合わせてステップを製作。
これで、ぐっとウッドデッキも使い易く。

これら追加のアイテムは、打ち合わせにお伺いするまでにお客様がいろいろと思案されていた物です。決して私が押し売りした訳ではありません。念の為に。

これらの追加アイテムは、ウッドデッキと”一緒”に施工すれば意外とコスト的には掛からないものなんです。後で追加工事で行うと、私も見積もりしたくないほど高くなりますが。

今回の施工例紹介のキーワードはこの”一緒に”なんです。

ここでウッドフェンスの基礎と倒れの話に戻りますが、今回はブロックぎりぎり、高さも地面から2m以上ですが、特別な基礎は打っていません。

ウッドデッキの構造部分で、いつもとはちょっと違った施工方法をとる事により、ウッドデッキと”一緒に”なったウッドフェンスは倒れなくなります。

つまりウッドデッキが倒れ防止の”基礎”の役割をはたしています。

・・・・・・ただし、この工法で使える木材は強度(特にせん断力・圧縮力)が大きいハードウッドに限られますが。

このウッドフェンス用の基礎がなくなるだけでコストが大きく下がり、追加オプションのひとつやふたつはこれで賄えたかも。

施工が終わり1週間ほどして

「ウッドデッキが出来て娘が非常に喜んでいます。
長く使え、メンテナンスも楽そうなので大変満足しています。」

前のウッドデッキからみますと面積も倍以上のうえ、いろんな機能が今回は付きましたから使えるウッドデッキになりましたよね。
メンテナンスに関しては、ウッドデッキ”経験者”ならではの感想かと。

それでは、次回の紹介は新築マンションのウッドデッキを連続で!

ベランダウッドデッキ塗装タイプでも半日で~中央区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年5月5日

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既にお住まいのマンションの「ベランダをウッドデッキに」、という東京都中央区のベランダデッキ施工例の紹介です。

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お客様は、この左の柱から向こう側、リビング前で良く使用する部分を施工範囲としてご希望。

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ご覧のように、オール樹脂製のパネルを設置しようとして失敗していたようです。
こちらのベランダは排水溝が中央を縦断している上、真ん中に排水口とパイプが・・・・・・

このてのベランダは水勾配が排水溝に向かって両方から付いていますので、このようなパネルの置き敷きは、上手に仕上げるのは至難の技です・・・・・・というかプロでも無理です。

高さ調整をして、勾配を消してやらなければ両勾配のベランダでは綺麗なウッドデッキは施工できません。

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お客様は、高さ調整できるなら室内と同じ高さでと。

オール樹脂製のパネルもタイルパネルと同様に、やっぱりすき間が5mm位あるんですね。・・・・・これも今回のイペ製ウッドデッキで”すき間無し”に作ります。

さて、ご注文をいただいて施工日の打ち合わせとなりましたが、当社の提案日に、「朝8時から午後2時までに終了できるなら・・・・・」

今回は部分施工ですので、余裕で午後2時までに終了しますのでその日に決定。

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施工当日は、半日で完了。
それも、ご覧のように塗装タイプです。

テクノグリーンでは、塗装は基本、工場で2回行います。現場では輸送時に付いた細かい傷や汚れの為のタッチアップのみですので、時間も掛かりません。

現場で2回の塗装を行いますと1回目の塗料が乾くのを待ちますので、塗装だけで半日以上掛かり1日で終了できなくなってしまいます。

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こちらはウッドデッキの仕舞い端部。化粧幕板を付けています。

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パイプ廻りも丸く加工し、排水口は点検蓋を取り付け。

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室内と同じ高さですので、一体感がでて広さを感じます。

窓前にある避難ハッチも蓋加工ですっきり。

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室外機カバーもウッドデッキに合わせて塗装タイプ。
これも工場でオーダー製作&塗装していますので、現場では据え付けるだけ。

という事で塗装タイプ、室外機カバーも含めたオプション付の施工でも半日で完了しました。

マンションウッドデッキの場合、住宅の形態上どうしても施工時にお客様を拘束してしまいますので、少しでも現場作業を少なくすることが重要となります。
テクノグリーンでも最初のベランダウッドデッキと比較しますと、現在の施工法では1/4くらいの時間で出来るようになったのですが・・・・・・・・

それも設計・プランニングの段階で”ミス”がなければの話で———–近いうちに、その”ミス”のお話を。