東京都文京区のマンションへお住まいのお客様からお電話をいただきました。
「横幅330cm×奥行き165cmに避難ハッチがあるベランダへウッドデッキを施工するとおいくらでしょうか?」
横幅と奥行きが判れば、マンションのベランダウッドデッキの概算見積もりはプログラムで直ぐに計算できます。
2~30分後に折り返しで電話で見積もり金額をお伝えしますと、近日中の現地調査依頼を受けて担当者がお伺い。
確かに窓前には避難ハッチがあります。エアコンの室外機も持ち上がりそうなのでウッドデッキを下に敷く事が可能なようです。
ウッドデッキは室内の跨ぎ框の高さにする打ち合わせをし、
マンションのベランダによくある上からの排水パイプとその周り排水口。こちらはオープンでなく蓋加工をお客様はご希望に。
こちらはベランダにあります造り付けの収納庫。扉の下は結構空いていたので、ウッドデッキを扉下まで施工しても干渉しないのですが、この扉を留めるフランス落としがありましたので、これはウッドデッキに穴を開ける事で問題を解決します。
現地調査では、ベランダの全体サイズを測る事もさることながら、こういう細かいところやベランダの勾配だとかをミリ単位で採寸してはじめて現場でピッタリと合うように工場製作する事ができます。
それでは施工後の写真を。
扉下まで施工されたウッドデッキと上に載せられた室外機。
排水パイプ&排水口廻り。
お客様の御希望で排水口とその横は根太にビス留めせずに、このように取り外しできるように製作してきましたので、このように取り外し可能となっています。
こちらは避難ハッチへの蓋加工。ちょうど窓前にありましたので、これでベランダへ出る時のストレスは解消されました。・・・・・今回ウッドデッキにするにあたり一番のポイントだったそうです。
室内から同じ場所をみてみるとこんな風に変わりました。
施工後アンケートで、
「お電話さしあげた時から施工まで誠実に対応いただき、ありがとうございました。」
これでマンションベランダウッドデッキの紹介は終了。次回は同じマンションベランダウッドデッキの大規模修繕時サービスを。
ルーフバルコニーウッドデッキの資料請求をいただいていましたお客様から、ウッドデッキとウッドフェンスの設置場所を簡単な図面に書きまして見積もりご依頼をいただきました。
バルコニーへ収納庫と物干しを置かれる予定で、それらの場所を除いた部分をウッドデッキ化する計画との事でした。
その図面からの概算見積もり後、採寸へお伺い。
ウッドデッキはこちらの掃出し窓前全面と、
こちらのキッチン側の開き戸前を繋ぐ通路風にウッドデッキを施工します。
掃出し窓前は目隠し目的で、片側サイドは風対策としてのウッドフェンスをご希望でした。サイドからはビル風が結構強く吹くそうです。
ウッドフェンスも付けたルーフバルコニーのウッドデッキが完成。写真の向こう側からの風が強く吹くそうです。
ウッドフェンスの上から撮った写真。
このようにウッドデッキ施工部分と未施工部分をそれぞれ用途別に使われる部分施工も最近増えています。
資料請求するまでイペ材は知らなかったそうですが、施工後の出来上がりにすっかり満足されたお客様は、お知り合いにも紹介しますととアンケートでいただきました。
これでルーフバルコニーウッドデッキ&ウッドフェンスの紹介は終了。次回は戸建住宅の庭ウッドデッキを。
文京区のマンションにお住まいのお客様から、ルーフバルコニーへウッドデッキを検討し、その中で安い見積もりの中にアマゾン○○○○というのがあったそうです。
「アマゾンの奥地で取れる、ウリン材に似た木で、但しささくれがほとんど出ない
材質だと聞いていますが、ご存知ないですか?サンプル材を触ると、ウリン材よりもしっとりと、つるつるした感触でした。
見積もり書の適用欄は、アマゾン○○○○となっています。
詳細が分かれば教えて欲しいのですが。よろしくお願い致します。」
お客様はこのアマゾン○○○○をネットで調べても、この会社しか出てこないので木材の輸入商社へ勤めている知人へ聞いてみたけれど「そんな木材は知らない!」との返事で当社へ聞いてこられました。
以前にもこのブログで書きましたけれど、この木材について「どんな木?」「アマゾン○○○○のウッドデッキの見積もりは?」とお問い合わせいただく方が、毎月いらっしゃいます。
その時の当社の回答は「そんな木材はありません!当社で扱っているハードウッド4樹種で一番安いイタウバです。」
ウッドデッキで使われるハードウッドは輸入品で、お客様は普段聞きなれない名前ばっかりですので、ハードウッドはみな同じ、同じ価格と思ってしまう方が多いようです。
当社で送付していますウッドデッキ資料の中にはウッドデッキ木材の比較表があります。この中で木材の強度や施工経験からの木材の特性、品質グレード、耐久性を比較していますので、ウッドデッキ材を選択するのに役立ちます。もちろん当社では正式樹木名で書いています。
そして日本で現在流通しているウッドデッキ材は、概ね価格に比例して品質が高くなっています。
当社で扱っているハードウッドでは価格が高い順でイペ、ウリン、マサランドゥーバ、イタウバとなり、イペとイタウバの材料の価格差は約30%*ほどあります。品質の差もやっぱり30%ありますので、お客様にはこれらを比較検討の上お選びいただいています。
*施工費は同じになりますので、材工価格はこれほど差がつきません。
今回のお客様には、このハードウッドの比較資料と、経年変化した施工例も含めた写真を送付しまして、使う木材を決めていただきました。
その結果は、施工完成写真で。
イタウバよりは高くなってしまいますが、イタウバより耐久性も高く、すき間無し施工ができるイペをお選びに。
イタウバはすき間無し施工が出来ない事は知らなかったそうで、もう少しで失敗するところだったとお電話いただきました。
マンションのウッドデッキはこの”すき間有、無し”は重要ですからね。
フェンス側の両サイドにはマリンライトを取り付け。他社からは埋め込みライトを提案されたそうですが、「光線が上にいくだけなので全体を明るくするようにできますか?」という事で、元々壁に付いているスポットライトとスイッチを連動させて、ルーフバルコニー全体を明るくなるようにセッティング。
室内から。
この写真は、お客様が室内から撮ってくれました。
また完成後のアンケートで
「ご丁寧に正しい品質知識を教えていただき、最高のものを得る事ができ本当に感謝しております。
これからもよろしくお願いします。」
それでは、今回のルーフバルコニーウッドデッキの紹介は終了。次回は庭のウッドデッキです。