駐車場上のウッドデッキ改装~世田谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2016年8月21日

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東京都世田谷区のお客様から問い合わせいただきました。

「現在一戸建ての2階にウッドデッキがあります。
今回その改装を検討しております。
可能であれば人工木にしたいと思っておりますが、決めている訳ではありません。
施工も含め、御社にて対応可能でしょうか?」

わかります。
一度天然木のウッドデッキで腐る経験をしてしまうと、次は腐らない人工木に替えようかと考えるのは・・・・・・・

資料とサンプルをご覧になりましたお客様から
「先日はサンプルなどを送って頂き、ありがとうございました。

遅くなってしまいましたが、図面を添付致します。
天然木で問題ございません。
できるだけ長持ちする木材を希望します。」
と、イペの耐腐朽試験結果表や20年以上もっている実績を知り天然木のイペでの見積もりとなりました。
元々、天然木の風合いが気に入っていたのですが、耐久性の事を考えてとの事でしたので、人工木より耐久性のあるイペであればと。
見積もりが、他社からとっていた人工木と大差なく予算内という事で打ち合わせに。
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10年前ほどに家を新築された時、一緒に工務店が作られた駐車場上のウッドデッキ。
使用されているのはレッドシーダー。10年前くらいですとまだ大手のエクステリアメーカーがどこも盛んに売り出していましたもんね。”腐りにくい最高のウッドデッキ材”と称して・・・・・・それが今じゃ、”天然木材より腐りにくい人工木材”を各社で競って販売しています。しかし、商品保証2年間はどちらも同じ。どういう事?
そんな状況でしたから、工務店がレッドシーダーでウッドデッキを作るのもやむを得ない面はあったのですが。。。。。。
さて、解体時と新設のウッドデッキ工事の写真を。
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調査・打ち合わせ時には床板の表面に数か所しか見えなかった腐朽が、根太では全面アウト!
今までも数十ケ所のこうした腐ったウッドデッキをみてきましたが、レッドシーダーや防腐注入木材は下の構造部分が床板の数倍腐っています。
ですから表面のみをいくらメンテナンス(塗装)してやっても耐久性の付与にはなりません。今回のお客様も何度かは塗装をしていたそうですが。
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白い部分が腐朽菌。ずぶずぶで強度はゼロ。よく今まで崩壊しなかったと感心してしました。
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土台に切られたホゾ。ここに手摺支柱が建てられていましたが、いつもこのブログで書いていますように絶対にやってはいけない加工。・・・・・・・ウッドデッキの腐朽メカニズムをを知らない大工さんが、やっちゃうんですよね。
今回もこの部分が一番腐朽していたケ所。
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こちらも駐車場上ウッドデッキは根太から下の構造部分は家と繋げて作られ、しかも同じようにモルタル仕上げ、上部には鋼板の笠を付けられ雨水から守っています。
この構造部分が大丈夫な事を確認の上、かつビス穴をシールしましていよいよ新しいウッドデッキの施工へ。
・・・・・・このように、構造部分には、慎重な腐朽対策が取られていたのに、肝心な上のウッドデッキ部分で腐朽対策されてなかったのは、もったいなかったですね。
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今回の改装にあたり、今までのフェンスはあまりにも目隠し効果が無いという事でデザインをクロスから横板変更。
床高さも段差を小さくする為に、サッシ枠下ぎりぎりまで上げました。
表面からは見えませんが、根太本数を増やし今までのよりは根太間隔を狭くしています。
調査の時に気づいたのですが、使用している床断面からすると間隔が大きすぎました。お客様に「乗った時にフワフワしませんでしたか?」と聞きましたとことろ、「はい。でも慣れてしまいました。」
たぶん、たわみの構造計算をしないで作られていたのでしょうが、使い心地が悪いだけではなくたわみ過ぎると腐朽も早めます。
今回の改装にあたっては、大引き・根太・床の3層構造でたわみも含めた構造計算をし直しての設計・施工としています。・・・・・これでようやく10年保証を付けて引き渡しができます。
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開始予定日は雨にたたられ、始まるのは1日遅れましたが仮設足場設置、解体、新設デッキ施工と予定通り2日で完了となりました。
イペ材をご存じなく、当初人工木材での施工を考えていましたお客様も完成を見て、
「大変満足しています。ありがとうございました。」とアンケートで。
本当は天然木のウッドデッキが欲しいのだけれど、耐久性が心配で・・・・・とお考えの方、一度テクノグリーンのウッドデッキ資料をご覧になりイペ材のサンプルを手に取ってみてください。ご納得いただけます、
資料請求はこちら。

10年以上経過したイペウッドデッキを見てみたい~三鷹市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年8月11日

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昨年の秋に東京都三鷹市にお住まいのお客様から、次のコメントとともに資料請求をいただき、送付していました。

「一戸建の庭にウッドデッキを付けたいと考えています。
実際の依頼は先になってしまうと思いますが、そもそもウッドデッキ依頼の相場感がつかめず、まずは見積もりをお願いしたく、問い合わせをさせていただいた次第です。
青図などの資料は工務店からもらっています。
見積もりをお願いするには、それら資料をお持ちして相談する形になると考えられますが、まずは目指している完成形態の参考に、「写真等の資料」をいただければと思っています。」

その後、家の図面に寸法入りデッキのラフ案を書いて、庭の現況写真数枚とともにメールでお送りいただきました。

参考写真01_駐車場側から庭1

こちら側の家の端から奥はブロックまでがお客様の希望施工範囲。

 

参考写真03_立ち水栓側から庭

中央にあるエアコン室外機部分はくり抜て施工の上、室外機カバーを。

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こちらの立水栓は、ウッドデッキ上に上げて。

以上のご希望と庭の寸法を測った図面をお送りいただきましたので、かなり正確な見積もりを。

「少し相談です。御社製デッキの実物を見てみたいと
思っていまして、柏の御社に伺うのがベストだと思うのですが、
少し遠いため、もし三鷹付近(東京)に御社が手がけた
公共、商業施設で、一般立ち入り可能なデッキがありましたら
お教えいただけると助かります。」

そこで、東京都内でテクノグリーンがイペで施工し、10年以上経過しているウッドデッキのリストを数か所ピックアップしメールで連絡。

その中の1か所のウッドデッキが下の写真。

品川ポンプ場 007

 

品川ポンプ場 017

品川ポンプ場 018

東京都内の某公園のイペ製扇形状のウッドデッキ、手摺付ボードウォーク、パーゴラ&ベンチ。
この公園ではこれらの写真の他、あと3か所の木製施設を施工しています。

この写真を撮った時で10年経過していますが、お客様はそれ以上の年数が経ったイペをご覧になられたと思います。
そして充分ご納得されたお客様から、現場での打ち合わせご依頼をいただきお伺いを。

(前回の公共施設の木橋と違い、個人のお客様の場合は現場での入念な調査・打ち合わせは必須です。
・・・・・実は前回の元請造園業者さんは、20年来の付合いがありお互いよく知っていた為、メールと電話だけで打ち合わせしていた次第です。)

お客様から詳細のご希望もお聞きして施工へ。

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庭全体をウッドデッキに。中央部の室外機へはベンチ兼用のカバーを。

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陶製の立水栓はイペの立水栓に変え、蛇口、水受けは既設のを再利用。

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入口側1ケ所にだけ付けられたウッドフェンス。
高さは既設のアルミフェンスに合わせ、デザインは写真集にも載せています横板の広幅と狭幅の組み合わせフェンス。

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入口から見たウッドデッキ全景。
横幅7mで奥側が少々狭くなっている台形ですが、それでも2.4mくらいありますのでかなり広いウッドデッキです。

施工前の写真をみればお分かりのとおり、今まで芝の手入れで悩まれていたご主人はデッキの下を万が一の為に防草シートの敷設をご希望され、当社が施工に入る日までに防草シートと留めピンをご用意していました。
敷設はウッドデッキ施工時に当社職人が。・・・・・・このようにテクノグリーンでは防草シートや付属品の施主支給も承っています。

さぁ、これで庭全面がウッドデッキになりましたので、今年の夏からはご主人も芝刈りからご解放されますネ!

施工後お客様からメールをいただきました。

「デッキ工事ありがとうございました。
なかなか明るい時間に家におれず、まだじっくり堪能できていませんが、
息子などは庭にベランダができたと駆け回り、のびのび楽しんでいるようです。
あらためて素晴らしい造作をありがとうございました。
資金を貯めて、またお願いしたいと思います。」

お客様は、打ち合わせ時にパーゴラ付のウッドデッキをご希望でしたが、今回は予算の関係で見送り。
テクノグリーンのウッドデッキは後付パーゴラやフェンスを、強度上問題なく簡単に後付工事をできるように元々構造部分を作っていますのでご安心してください。

それでは、施工後10年以上経過したイペウッドデッキをご覧になり、得心されてご注文いただきました庭ウッドデッキの紹介はこれで終了。

公共施設でのイペ木橋~東京都

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投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年8月8日

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今回の紹介は公共施設での木橋の施工です。

1年前、東京都内の某公共事業での木橋工事の見積もり依頼を受けていました。
1年経ち、元請の造園工事会社から、いよいよ木橋部の施工時期になったとの事で施工詳細を検討。

元の図面から木材ははイペで設計になっています。
一時期、他のハードウッドデを使う現場もありましたが、やはり耐久性の評価からか価格が一番高いイペですが公共事業では増えています。・・・・・・特に当社への依頼では。
公共施設では20年以上前からイペは使用され、これ以上実績年数が長く使用量も多いハードウッドはありません。

そんなイペの木橋の完成写真から。

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ビオトープの景観というコンセプトの池に架かる橋ですので、人工木は?・・・・・・・無理か。

 

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                 こちらは観察デッキ。

と、完成後の写真を紹介してきましたが、今回は施工途中の写真はこれから。

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これが上の観察デッキの施工中。構造部は鋼材です。この前面には幕板を付けて鋼材を覆い隠す事をカバリーングと呼んでいます。

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こちらは木橋の橋げた。溶融亜鉛(ドブ)メッキの鋼材です。
これの床部材が木材ですから一種のカバーリング。ですから木橋と呼んでいいのかどうかは別として公共事業では多く設計される手法です。

ちなみに、この鋼製の橋げた施工からテクノグリーンで行いました。

個人様の縦列駐車場上のウッドデッキで柱や梁に、このドブメッキ製を使用している理由は昔から公共事業の仕事を多くしてきて、その耐久性を実感できているからでもあります。

※この写真に写っているメンバーは、当社の職人ではありません。
このように、公共事業の現場では多くの職種の会社の職人が数十人と入り乱れて?作業をしているので、お互いの仕事の段取りや作業スペース確保、はては材料の搬入タイミングやらの調整がひと仕事です。

そういう理由から、今回の施工は現場作業をいかに短くするかが勝負となりますので、工場でほぼ製作し現場での作業はボルトとビス締めのみ。

鉄骨の取り付け半日、木材の取付けに半日と予定時間ぴったりで完了。

まぁその分、施工前に元請の担当者さんとは、いやになるくらい(相手さんが)打ち合わせをさせていただきましたが。
・・・・・・図面を見ながらの電話とメールだけですけど。

これで公共施設の木橋の紹介は終了。
次回は直接お客様のところで打ち合わせ・調査をしまして設計・施工しました庭のウッドデッキの紹介です。