東京都北区の中古マンションを購入されたお客様のベランダウッドデッキの紹介です。
中古マンションを購入し室内をリフォームされて住まわれる方が多い昨今ですが、その時に思われるのが「ベランダどうしよう?」
室内はリフォームで見違えるように新しく綺麗になるので尚更、ベランダの古さ汚れがより目立ってしまいます。
そこで、この際ベランダも一緒にリフォームをと、お電話いただきました。
購入された時に不動産屋から数年後に大規模修繕工事があることをお聞きしていたそうですが、テクノグリーンでは大規模修繕時の一時保管サービス(有償ですが)があるのをホームページで判りご注文いただきました。
鍵引渡し後にさっそくベランダの採寸へ。今あるエアコン室外機は、取り外しウッドデッキ施工後に新品を設置します。
避難ハッチもありますが、蓋加工しますのでこの部分も広く使用できるようになります。この効果も大きいですね。
サッシ水切り高さも中途半端ですが、これも隠して室内と同じ高さに施工。
それでは、施工後の写真から。
室内と同じ高さへ。サッシの水切りも隠し、避難ハッチの上もウッドデッキになりましたのた。浮いている状態ですので乗っても音は出ないような構造で製作しています。
蓋を開けた状態。
閉めた状態の避難ハッチを室内から。広がり感が全く違いますね。
ドレンホースをこうしてデッキ下を排水溝まで配管していますので、あとは新しい室外機を据えてこのホースに差し込むだけ。
これで室外機からのホース横たわりや、ベランダびちゃびちゃの”排水問題”は全て解決。
室内から見たベランダウッドデッキ。
こうしてみると、元の新築時に戻すリフォームではなくて、新たな価値を付けたベランダリノベーションでした。
引越し終了後お客様からメールで、
「先日は、暑い中 ありがとうございました。
大満足しております」
奥様からのお問い合わせからでした。初めご主人はウッドデッキの施工をお迷いになっていたそうですが、イペのサンプルを手にして決断されたそうです。
このようなお客様は、実はたくさんいらっしゃいます。・・・・・・・イペの質感は他の木材と比べるとワンランク上ですからね。
これでマンションベランダリノベーションの紹介は終了して、次回はルーフバルコニーのリノベーション?
東京都豊島区のマンションにお住まいのお客様から、
「分譲マンションです。
ベランダの避難はしごが目立つ場所にあります。必要な時にには、その部分だけはずしておけるような作り方は可能でしょうか?」
マンションのウッドデッキのお問い合わせをいただくのは、新築マンションを購入されたお客様とは限りません。
今まで長年お住まいになり、ベランダをもっと活用したい、もっと見栄えを良くしたいとお考えのお客様からも問い合わせをいただきます。その中でも多いのが避難はしごハッチを何とかしたい!。
ファクスで図面を送付いただき、見積もりを。
その見積もりがご予算内という事で担当者が調査へ。
なるほど、避難ハッチが窓前に鎮座しています。
この蓋の上に乗るとベコンベコンと音がして下階の方にご迷惑になる厄介な代物。
避難ハッチの上を簡単に取り外せる蓋に施工するには、ある程度の高さが必要となります。
このサッシの幅広い水切りも隠せるような施工高さ10cmで今回は打ち合わせ。
室外機のホースはカバーで固定されていませんので動かせます。これだとウッドデッキをくり抜かず、下まで施工してその上に室外機を置けますね。
その施工完了写真から。
蓋を閉めたところ。
こちらが蓋を開けたところ。蓋部分も工場で製作していきますので、採寸では正確さが要求されます。
いざという時に開かないと困ります。いやぁ~、これも施工当初の頃は何度か失敗して補修工事に行きましたっけ。
室内から見た窓前の避難はしごハッチ蓋。これで気にせずベランダを使用する事ができるようになりました。
施工前の写真と比べて見てください。断然見た目も良くなります!
エアコン室外機もウッドデッキの上に設置して施工は完了。
最近のマンションは今回のように、コンクリートもむき出しでなく長尺の塩ビシートが張られているケースが多いのですが、それでもやっぱり味気がないというか・・・・・・・・寛ぎの空間にはならないようで、天然木のウッドデッキをご希望される方が増えています。
それではこれでマンションベランダウッドデッキの紹介は終了。
次回はこの天然木にこだわりましたお客様の屋根付きの庭ウッドデッキを紹介します。
東京都中央区のタワーマンションへお住まいのお客様からいただきましたお問い合わせ。
「近々にマンションバルコニーのウッドデッキを検討しております。
①高層階でも施工は可能でしょうか?
②避難口ハッチの蓋とエアコン二段(一台マルチ大型)の施工も合わせて可能か?
③これらトータルの概算見積り金額を教えて頂きたい。
④仮に今発注させて頂いた場合、施工完了時期はいつくらいになるか教えて頂きたい。」
今までにもタワーマンションの55階で施工していますので、高層階での施工は問題ありませんし、2段タイプの室外機カバーも製作しています。
間取り図面からの概算見積もり後に、お伺いし採寸を。
避難はしごがあり、排水溝は外側の端部ではなく中央部にあります。
中央部に排水溝があるベランダは溝に向かって両方向から勾配が付いているのでタイル敷設には不向きです。それ以前に高層階なので無理?
排水口とパイプのほかにエアコンのドレンホースが入り組んでいるのですが、お客様は出来るだけこれらをウッドデッキで隠したい!そして全て塗装したい。———これがお客様のご希望でした。
ベランダ全体は小さく、この場所で加工スペースを確保するの難しい為、現場でできる加工は限られてきます。
その為、工場でほぼ加工・製作するので詳細寸法が必要。・・・・・これがまた難しい。
2段式の室外機は、なんと天井まで届く高さ!上まで2.3mくらいあるのですが、これもスッポリと隠したい!
一般的な2段積み室外機の高さはせいぜい1.6mくらいです。
さすがにこれは、一時検討の期間をいただきまして可否の回答は保留とさせていただきました。
マンションの場合は、搬入に際しエレベーターとか玄関・室内の作りにより様々な障害が発生しますので、安請け合いは出来ません。・・・・・昔、失敗した事がありますので。
職人と打ち合わせの上、なんとかご希望に応えるべく製作。
この写真ががそれ。まるでタワーのような室外機カバーです。もちろん設置にあたり倒れないような工夫もしています。
室内からも見えていた無粋な室外機も、こうしてカバーしてやるとまるで家具のようになります。
室外機の横の狭い部分も、全て施工。
掃除のときだけパカッと外せれるよう、排水口も蓋加工。
こちらは室内から見た避難ハッチ部分。
これで部屋の中にいる時でも、いやでも目に入るコンクリートと金属だけのベランダが見違えるようになりました。
今回はベランダの面積としては小さかったので現場での作業時間は短かったですが、その代り工場での製作時間はその数倍も掛かるというウッドデッキの紹介でした。