ルーフバルコニーデッキの交換を検討中~目黒区

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, ウッドデッキ用木材について, ルーフバルコニーウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2017年12月14日

タグ: , , , , , , , , ,

目黒区のマンションへお住まいのお客様から、
「現在ルーフバルコニーのウッドデッキの交換を検討中です。
船の甲板などで、使用される耐水性の良いものを探しております。
メンテナンスについてもお伺いしたいです。できれば年一回は、全て上げて掃除をしたい意向。
宜しくお願いします。」

と、お問い合わせ資料請求いただきました。

その後、図面をメールで送付いただき、ご質問も。
「少し心配している点があり、メンテナンスの件です。
今のウッドデッキは、御社のものと違って、隙間は有りますが、一度害虫にやられてしまった経緯もあり、お掃除はしたい方向です。
一度敷いてしまったら、お掃除はできないのでしょうか?

また、テーブルと椅子も欲しいのですが、こちらもお見積もりを頂けますか?
ウッドデッキはもちろん値段も1番ですが、屋外でのもちと、メンテナンスも重要視しております。
パルコニーはアールがついておりますが、この部分は別の材料で埋めても良いとも思っております。」

一度、ウッドデッキを腐らせた経験があると、次のウッドデッキを決めるに当たり一番の決め手は”耐久性”、価格ではないんですね。
耐久性については、送付させていただきました資料をよくご覧になっていて”ノーメンテで10年保証”の理由も納得されていました。

その後、実物のイペ製のテーブル・ベンチもご覧になりたいとの事で、施工範囲の打ち合わせも兼ねてご来社いただきました。(当社のエントランスデッキ上には13年物のイペ製ベンチ&テーブルが置いてあります)

施工範囲を図面上で打ち合わの上、次回はこちらがお伺いしましての現地調査。

CIMG1431

 

CIMG1433

CIMG1435

既存のウッドデッキはセランガンバツ製のウッドパネルでした。腐ってきてビスも抜けて、もうバラバラ状態です。
10年ほど前までは、施工業者でもこのウッドパネルを使っての施工が見受けられましたね~。・・・・・・・さすがに今はDIY用でしか使われていないと思うけど。

CIMG1418

 

さてウッドパネルでは高さを嵩上げしたデッキにはできませんでしたが、今回はこの梁下まで20cm以上嵩上げしたウッドデッキにするのがお客様の希望です。

それにしてもデッキ材の表面はしわしわになっていますね。これはセランガンバツの特徴でもあります。
同じハードウッドでも高級品と低級品では、数年も経つとえらい差が出てきます。まぁ、その分価格もそれ相応に安いんですが。。。。。
表面は他のハードウッドで、腐りやすい根太等の構造部分にセランガンバツを使用しているウッドデッキもあるようですが、どうなんでしょうか?

当社も何種類かのハードウッドを使用して施工していますが、さすがにこのセランガンバツは表面材でも構造部材でも一切使用していません。

 

そうそう、丁度同じ12年前に施工したイペのウッドデッキ(下の写真)と比較してみてください、違いが良く判ります。

 

IMG_0546

12年前に埼玉県吉川市の戸建のベランダへ施工し、最近外壁の塗装メンテナンスに伴い取り外し、高圧洗浄後に再設置したイペのウッドデッキです。
腐っていないのはもちろんの事、表面もしわしわにもボロボロにもなっていません。

 

 

IMG_0513

IMG_0505

イペのウッドデッキが完成。施工終了間際に雨がふってきましたので、ついでに水洗いを。
お客様はベランダガーデニングがご趣味で周りは鉢で一杯です。

IMG_0509

2人掛けのベンチ、椅子2脚とテーブルのご注文でした。

 

IMG_0511

梁の曲線に合わせての施工です。高さを上げましたので周囲は幕板で化粧。

 

IMG_0506

 

 

IMG_0512

テーブル&ベンチを置いて寛ぐ空間にはウッドデッキ、鉢等の植栽を置く空間はそのままと上手くゾーニングされたルーフバルコニーとなりました。

それでは、これでルーフバルコニーウッドデッキ交換工事の紹介は終了。次回はマンションベランダウッドデッキ。

 

 

フェンスが落下しました~柏市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2017年12月5日

タグ: , , , , , ,

夏前に「2階建てウッドバルコニーが腐り始めているので取り替えを検討しています。」と柏市のお客様から電話をいただいていました。
腐り始めたところなので、これからじっくり検討されるのかなと思っていたところ、「先日の台風でフェンス部分が下へ落下しました!」と、ご連絡を受けて早速お伺い。

 

PA250001

こちら側のフェンスが支柱から丸ごと取れていました。もう片付けられていましたが、下へ飛んで落ちていたそうです。危なかったですね!

PA010033

家を新築された時に一緒に大工さんに作ってもらったそうです。裏から構造部分をみると確かに大工さんが作ったのだとすぐわかります。・・・・・・・・家を建てるのと全く同じ木組みをしていましたので。
お客様は当時からハードウッドが耐久性ある事もご存知でしたが、上に屋根を付けるのでコスト面から”杉材”でご注文されたそうです。

確かに耐腐朽性が低い木材を使っているのも原因ですが、今回は施工方法の木組みにも問題がありそうです。

それでは解体時の写真から。

IMG_0531

これはフェンス支柱が柱と通し柱になっていましたが、押すだけで崩れてしまいました。もう片方の柱は?

 

IMG_0533

梁が差し込まれていたほぞ穴。やはりここかに水が溜り腐り始める起点となっています。
よく大工による日本伝統の技で造られた頑丈なウッドデッキの作り方と宣伝されている木組みがこれです。どうしてわざわざ腐りやすいように作っているんでしょうかね?

 

IMG_0537

腐った部分を集めた写真ですが、全てこのほぞや他の仕口加工されたところばかりです。木が腐るメカニズムが判っていれば決してしない木組みばかりです。

 

PA010027

柱の根元。柱受け金物は錆びています。そう金属なので腐朽ではなく、腐食しています。
錆び止め塗装だけの受け金物でしたので、数年でこのように錆びてしまいます。一番重要な柱根元ですのでこちらも交換する事に。

 

IMG_0543

こちらが交換後の柱金物とイペ100角の柱。金物は溶融亜鉛メッキの当社オリジナル製品です。———根元も上部で長持ちじゃなくては意味がありません。

 

IMG_0544

 

IMG_0546

 

交換しましたイペの2階建てウッドバルコニー。大きさは既存のと同じでフェンスデザインだけ変更しています。

 

IMG_0539

IMG_0538

暗くならないようとフェンス横板間すき間は10cmとし大きくしています。

 

IMG_0545

仮設足場掛け、解体とウッドバルコニーの新設を含め2日で施工完了引き渡し。

施工完了時にご不在だったお客様は、2日後にわざわざご来社いただきました。(同じ市内でも車で10分くらいのすぐ近く)
下からも眺められて確認されたようで、「ウッドデッキの専門業者は大工さんとは作り方が違うんですね」と。

前回で失敗した経験をふまえ、今回はハードウッドの中でも一番耐久性のあるイペでかつ専門業者に依頼したので安心です。10年保証も付いていますし。。。。。。
またDIYで少々の大工仕事も出来るので、デッキ下部分へ屋根を取り付けたいとの事でしたので、簡単に取り付け方法を教えさせていただきました。
ちょっと大変ですが、頑張ってみてください。

それでは、2階建ウッドバルコニーの交換工事の紹介は終了。次回はまた問い合わせが相次いでいますマンション大規模修繕時サービスの紹介です。

 

既存ベランダのウッドデッキがボロボロに~豊島区

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2017年11月21日

タグ: , , , , , , ,

豊島区のお客様から資料請求いただきました。

「ベランダのウッドデッキの木が腐ってきてしまっているので、きれいにしたいと考えています。
ネットで御社のことを知り、まずは資料を請求させていただきます。」

戸建ベランダウッドデッキの写真集・資料とサンプル送付後しばらくして、

「以前資料請求させていただきました。
既存ベランダのウッドデッキがボロボロになってきたので、貼り替えを検討しております。
概算のお見積りをお願いします。
また、部屋とベランダとの高低差が40cmほどあるので、足台(踏み台)もお願いしたいと思っています。」

と、現況写真とご自分で採寸された簡単な図面をメールでいただき見積もり後、採寸調査へ。

お伺いしてみたら戸建というか、3軒でのコーポラティブハウスの3階がお客様のお住まいでした。

 

CIMG1653

表面見た感じではそう腐っていないようですが、

CIMG1650

 

あらら、やっぱり根太や大引きは腐っています。

CIMG1659

今回取り替えにあたり、お客様はこのパラペット上もデッキにしたいご希望でしたので、こちらも計測。約17cmほど出幅が広くなります。

それでは、既存ウッドデッキの解体の写真から。

 

IMG_0456

黒ずんでいる部分はビスが打ち込まれ腐っています。根太腐りの典型的な例ですね。

IMG_0459

もっと腐れが激しいのは根太の下の大引き。塗装していてもこの工法じゃ腐るのは当たり前。こちらは家を建てた工務店が大工さんに作らせたようです。
ウッドデッキの耐久性は材料だけではなく、この施工方法によっても、ずいぶんと違ってくるのですが・・・・・・・

既存ウッドデッキ解体・撤去後直ぐに新しいウッドデッキを施工。
新しいウッドデッキはイペ材で、すき間無し施工です。もちろん10年保証付きで。・・・・・・一度ウッドデッキが腐った経験があると材料選びは慎重になりますね。

 

IMG_0463

 

IMG_0464

パラペットも隠してウッドデッキは広くなりました。

 

IMG_0461

こちらは1段の箱ステップ。これで段差をが半分になりましたので出入りも楽ちん。

IMG_0465

 

IMG_0466

室内からの写真を2枚を最後に、今回のコーポラティブハウスベランダウッドデッキ取り替え工事の紹介は終了。次回は駐車場上のウッドデッキ。