千葉県松戸市でのウッドデッキのリニューアル工事の紹介です。
「ウッドデッキが腐ってきているので・・・・」と、お電話をいただきお伺いしました。
調査時の写真から、

ウッドデッキの正面
床板もあちこち腐っているのですが、気になったのは全体が歪んでる!

ボロボロの床板
床板。上を歩くにはちょっと抵抗があります。

腐ったクロスフェンス
クロスフェンスです。一時流行ったフェンスデザインですが、これは施工の仕方を間違えると一番腐りやすいデザインです。
腐りにくいクロスデザインにするには、水が溜らない構造に作る必要がありコストもかかり意外と高くなります。このような腐りやすい構造だと簡単で安く上がりますが・・・・・。
お客様からお話を聞きますと、10年前ほどに家の新築時に建てたハウスメーカーの大工さんに一緒に作ってもらったそうです。その後も何度か塗装はしていたそうですが。
そう。今回もまた大工さんに作ってもらったウッドデッキが腐っていました。私も月に1回くらいのペースでこうした「腐ったウッドデッキ」の相談を受け、見て回っているんですが8割が大工施工のウッドデッキ。
腐る主な理由は、(1)建築用の木材(2×4材)をそのままウッドデッキに使用(2)水が溜る構造に施工(3)荷重分散を考えていない設計(根太のみの構造)・・・・・これが使用しているうちに起きる歪みの元。頻繁に使用する部分が下がり歪んできます。
今回のウッドデッキは、まさにこの腐朽原因の三拍子が揃ったウッドデッキでした。
お客様は基本的には同じ大きさで、フェンスデザインは目隠し用途ではないので、重い感じがしなければという事で狭幅の横板フェンスをご提案。

狭幅の横板フェンス
手すりフェンスの高さは80cm。板幅5cmのデザインです。この細さでもイペですので強度は十分ありますので、フラワーバスケットをハンギングされても問題ありません。

ウッドデッキの内部
写真の先端側は道路ですが、敷地が1段高くなっていますので目隠しの必要もなく、丁度いいフェンスとなりました。

階段
階段だけは、以前のが踏み代が狭かったので広く緩やかにしたのですが・・・・・。調査の後から?点検パイプが取り付けられていてぶつかってしまいました。
後日、階段を小さい元のサイズに交換する事にしましたが、なんとか「蓋が開く」とのことで、このままに。・・・・・・家のシロアリ対策用と電話で聞いたのですが、これがベイト工法のステーション?
テクノグリーンのイペのウッドデッキはノーメンテナンスで腐朽とシロアリに対し10年保証をしていますので、これで塗装からは解放されます。
ところで、先週もまた腐朽したウッドデッキの調査へ行ったきましたが、同じように大工さん施工のウッドデッキでした。・・・・まだまだ大工さんへ施工を頼む方が多いんですね・・・・。
投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ | 投稿日:2014年2月27日
お客様から、お電話をいただきました。
「今大規模修繕の工事中なのですが、もう少しで終わるので・・・・・」
お伺いして採寸を。

ベランダの防水工事も終了済
築13年のマンションらしいですが、元々ベランダにはウッドデッキが敷かれていたそうですが、再組立てできるような感じではなかったので、大規模修繕工事前に処分。

曲線部分があるベランダ
前のデッキは、この曲線部分も敷いていたらしいですが、今回は無し。その手前までの施工。

掃出し窓のサッシ水切り
前のウッドデッキは高さを調整できるタイプではなかったようで、サッシの水切りを隠す事はできなかったようですが、これが。

水切りも隠しました
このように水切りもカバーするように設置しましたので、レール部分の幅以外はウッドデッキとなっていますので、室内との一体感も全然違います。

ウッドデッキの施工範囲
柱壁までの施工としました。曲線部分は部屋からも見えないし、あまり使う事もないようです。

ウッドデッキ仕舞い端部
例のごとく途中までのウッドデッキ施工仕舞い端部は幕板で。

ウッドデッキ拡大写真
サービスで拡大写真を。
このすき間無し施工はイペ材ならではの物です。他の木材は濡れると膨張する率が大きくて、すき間を開けて施工せざるを得ませんが、イペはこの膨張率が非常に小さいのでこのようにすき間無し施工が可能です。
人工木材は濡れてもほとんど膨張しませんが、温度が高くなるとこれまた膨張しますので、板間は最低5mmのすき間を作って施工する事になります。・・・いわゆるスノコ状の施工です。
といところで、今回の大規模修繕後の新規のウッドデッキ紹介はおわりですが、昨秋にお預かり・一時保管しているウッドデッキの再組立てがこれから次々と始まる予定です。
消費税の増税もあってか、昨秋から大規模修繕開始、2~3月の終了というのが多いような気がします。
このブログで大規模修繕時のベランダウッドデッキの事を書いていますと、テクノグリーン施工以外のお客様からも取り外し・一時保管・再組立てサービスの問い合わせが多いのですが、申し訳ありませんが現在、自社施工以外のウッドデッキの同サービスは承っておりません。その理由は、・・・・・・長くなりますのでこのブログの別の機会で。
今回は神奈川県川崎市の庭ウッドデッキの紹介です。
お客様からは資料請求いただい後に、メールにてご自分で測られた庭のサイズとご希望のウッドデッキの2パターンの図面を送っていただきました。
何度かのメールでのやり取りの後、調査・採寸へお伺い。

リビング前の庭
この掃出し窓前にウッドデッキを作ります。
事前にメールで打ち合わせをしていましたので、当日の採寸・調査は早く、詳細の測量が必要だったのは次の1点のみ。

雨水枡
お客様は、万が一の事を考えてこの雨水枡用の点検蓋をご所望。
10年くらい前までは、庭用のウッドデッキの下にこの雨水枡がくる場合、必ず点検口とその蓋を作っていたのですが、周辺の環境によってはこの枡を開ける事が殆ど開けない事が判り、最近ではあまり点検口を作ってはいませんでした。
加工そのものは難しくないのですが、位置によっては束・大引き・根太の配置をどうするか設計で悩む場合があります。
今回はこの土の下を通っている排水管も気にしながらの設計となりました。束石は管の上に置けないし・・・・・・。
昔、確か同じような条件で施工した事を思い出し、怪しい記憶をたどって図面を探しだし無事、設計を終了。

点検口の蓋
と、いってもどこにあるんだ?写真が悪くてすみません。ベンチの左隅下にあるんですが・・・・・。
というくらい、目立たなく作ってあります。普段は使わないからね。

敷地外から見たウッドフェンス
裏側の高い位置(3mくらい?)から撮った写真です。下の道路からでは十分フェンス高さがあり、目隠しとして機能しています。
ところで右端の柱が1本ニョキッ!これは何だ?施工ミスか?
実はこの柱の先端にはタープ用金具が付けられています。あとは前面フェンスの両端部に2個。全部で3個。足りないんじゃないの?
4個目は窓のシャッターボクスにお客様自身で取り付けるそうです。それもマグネット式のフックを。・・・・・・・そんなのがあるなんて知らなかった!今回もお客様に教えられました・・・・・

イペ製ベンチ
今回ご予算内でウッドデッキ&フェンスが出来たとのことで、このイペ製ベンチも一緒にご購入!ウッドデッキ施工時に同時納入しますと運賃は無料。重いので、これだけの配送だとエライ運賃になってしまいます。ちなみに重さは約40Kg。
サイズは標準的な1.5m、これで大人3人でも楽々座れます。
納入後お客様から「何人まで乗っても大乗ですか?」と、ご質問をいただきましたが「計算上では3人でも大丈夫。それ以上でも座板がちょっと撓むだけで壊れませんから・・・」たまに計算外の体重の人もいるので保証はできませんが・・・・。
実はこのベンチ、公園や商業施設の休憩用に納入していたのを一般家庭向けへ改良した物なので、基本部分は変わってなく頑丈な造りとなっています。
最後の写真。

ウッドデッキ正面から
こちらは、ウッドデッキの正面。これまた写真には写っていませんが入口なので1段ステップを付けています。
私が勧めたせいもあり、施工前から塗装方法をお尋ねしていたお客様は。
「ウッドデッキ&フェンス&ベンチですが、施工翌日から3日かけて塗装しました。暖かくなったらウッドデッキの上で子供とお茶でもしようと楽しみにしています」とメールをいただきました。・・・・・ホント早く「春よ来い!」ですね。
今回の紹介はこれで終了。
次回は大規模修繕後に、新たにウッドデッキを作り直しされたお客様の紹介となります。