狛江市に一戸建てを新築計画中のお客様から、昨年末にお電話いただきました。
「これから家を建てる計画中ですが、庭のウッドデッキを図面から見積もりできますでしょうか?」
その後、家の計画図面にウッドデッキの施工範囲を書き加えてメール送付いただきました。
工務店からは、どうも人工木のデッキを提案されていたようです。
最近は大手のハウスメーカーも地元との工務店も人工木のウッドデッキを勧めるようですが、その理由は下請けの外構工事屋さんは天然木のウッドデッキは不得手で、人工木デッキですとプラモデルを組み立てる要領で簡単にできるからなのかな?と思ったりしています。
実際、人工木のメーカーに仕上がりサイズだけを連絡してやると必要な部材、部品を拾って材料の見積もりを出してくれるので楽ちんなんです。
ただ、ちょっとでも規格外のプランになるとえらく高くなったり、素材の特性から出来ない事が多すぎて面白くない!お客様を満足させれない!・・・・・・・そんな理由もあって当社では人工木のデッキ施工はやめました。(そもそも人工木は”ウッド”ではないので、ウッドデッキ専門施工会社のテクノグリーンが人工木を使うのはおかしくない?と遅ればせながら気が付いたんだけど)

この掃出し窓前にフェンス無しのウッドデッキをご所望。

当初は、出幅はこの袖壁までの予定でしたが、少々狭いのでは?という事で現調後に変更。
それでは施工完了後の写真から。

幕板を下まですき間無しに。これはお客様の強いご希望でしたが、人工木では熱膨張しますのですき間無しはできません。

こちらは幕板無しの簡易ステップ。現調時に追加注文された物ですが、これも人工木では結構な価格になったかも。
家の壁までピッタリと張られたイペのウッドデッキ。人工木は膨張するという同じ理由でピッタリと床板を張る事はできません。ホント制約が多いんです。

家そのものもデザインや素材にこだわって建てられていたお客様。やっぱりウッドデッキにもこだわりますよね。
次回はマンション大規模修繕時のルーフバルコニーウッドデッキ保管サービスの紹介です。
1年前に当社が柏市で施工しましたウッドデッキをご近所でご覧になったお客様から、資料請求をいただいていました。
こちらの住宅街は大きく、あちこちの家にウッドデッキが付いているのが見られます。
ウリンや人工木のデッキもありますが、今回のお客様はテクノグリーンのイペウッドデッキをご覧になって材はイペと決めていたそうです。
それから、このブログをず~っとご覧になっていたようで、ご自分の作りたいウッドデッキの参考にされたそうです。
いやはや、こんな誤字脱字いっぱいの上、自分でも何を書いているのか判らん文章ですが、お役に立つとうれしいもんですね。・・・・・・・えっ、役に立っているのは写真だけ?

オープン外構の住宅街です。庭もたっぷりと広いです。

この木の前までをウッドッキにします。奥行きのある広い庭の場合、どこまでをウッドデッキにするかは皆様の悩みどころ。
さて施工範囲、ウッドフェンスのデザインも決まりまして施工へ。

横板デザインフェンスはご近所で施工したのと同じに。

この前面のオールステップと幕板を下まで張るデザインは昨年このブログで紹介しました茨城県土浦市のウッドデッキを参考に。
土浦市のお客様は高さがあったので2段ステップにしましたが、こちらのウッドデッキはそう高さがありませんでしたので1段で。

奥側の端部は立水栓まで。

写真ではちょっと見えにくいんですが、中央部あたりに床下収納用の蓋を設けています。
これも昨年紹介したブログにあったのを見つけられて。。。。。私は忘れていましたが。
それでは、これで柏市の庭ウッドデッキの紹介は終了。次回はルーフバルコニーウッドデッキを。
所沢市で一戸建てを新築中で戸建の2階ベランダへウッドデッキを検討中のお客様からメールをいただきました。
「他社さんと検討を重ねさせていただいているのですが、御社のショールームを少し見せていただきたいです。
急で申し訳ないですが、明日午前中に寄らせていただくので、その際、外の10年経過しているというイペ材のウッドデッキだけでも見させていただければと思っております。」
数か月前に資料請求いただき、その資料をごらんになって何度かメールでご質問いただいていました。
そして最後に10年経ったイペ材の確認ということで・・・・・・
翌日ご家族でご来社いただき、さっそく当社エントランスのウッドデッキと置いててから13年経つベンチ・テーブルをご覧になり、イペの経年変化を確認されました。
一通りご覧になった後、打ち合わせルームで図面を見ながらの打ち合わせに入ったのですが、その前に木材のご質問で「アマゾンOOOOってご存知ですか?」
この木材名のご質問は1ヶ月に何度となく受けるのですが「そんな樹種はありません!」
商品名として、そのような樹種名を付けているようですが、正式樹種名を明らかにしないで販売しているようで、今回のお客様も不審に思いご質問されたとの事。
「食品偽装ならず木材偽装ですね!」・・・・・木材は食品表示法のような法律がありませんので違法ではないですが・・・・
他にもイペ△△△、OOOウリンのように高級木材にあやかった木材名を付けて販売している会社もありますが、普通はカッコつきで正式樹木名を明記しています。
こんなやりとりをしながら、イペのすき間無し実物パネルとイタウバのすき間ありパネルを比較見して、少々高くなりますがイペのすき間無し施工でする事に決定。
・・・・・・写真だけではあまり判りませんが、間近で比較してみるとその差は歴然としているので、すき間からゴミが落ちる、落ちないがすぐ判ります。
この2週間後、家の引渡し前ですが工務店から了解をいただき、調査・採寸へ。

まだ内装工事中でした。

出幅違いのベランダでL型形状です。出幅が大きいところで2.7m。

跨ぎ窓ですが、高さはサッシ下をご希望。

高さを測ると16cm、平均より少々高いですね。跨ぎ窓のせいでしょうか?

施工完了。室内から見たベランダ。室内フローリングより高い位置にデッキが仕上がっていますが、またぎ部分からの段差は小さく出やすくなりました。

ベランダ側から。写真でもすき間無しの仕上がりは判りますでしょうか?

出幅違い部の仕上がり。

すき間無し施工のもうひとつの利点はビスが少ないこと。工場でパネル製作していきますので表に現れるビスは1/8の少なさです。これも綺麗に見える理由です。
これで今回の戸建ベランダへのウッドデッキ施工の紹介は終了。次回は同じくマンションベランダのすき間無し施工です。