いろいろと希望があるのですが出来ますか?~吉川市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ), 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2017年1月10日

タグ: , , , , , , , , , , ,

お客様から、お電話をいただきました。

「テクノグリーンさんはウッドデッキの専門会社ですか?いろいろと希望があるのですが一度来てもらえますか?」

ご住所を聞きますと、埼玉県吉川市で当社の三郷工場から車で10分くらいです。工場打ち合わせ時の帰りにお伺いさせていただきました。

 

DSCF7599

この高さ1m以上あるハイデッキは、10年ほど前に知り合いの大工さんに作ってもらったそうです。フェンスではなくて、サイデイング材を使用した壁タイプです。なかなか面白い造りですね。

DSCF7590

内側の壁部分は木材です。この壁の内部の柱と床板が腐ってきていました。大工さん製作なので床板や構造部もやっぱり防腐注入材が使用されていました。
今まで何度か床板は交換してきたそうですが構造部分も腐ってきた為、今回は全部解体して新しく作り直しを計画。

DSCF7595

お客様のご希望のひとつは、このパーゴラを屋根に変更し、柱へハンモックを吊るせるかなものを付けて欲しい!

DSCF7588

二つ目は、使いにくい階段をもっと登りやすくするのと、扉を大きくしたい。
三つ目は、今までと同じように床下へ物を収納したいので同じく扉をというご希望でした。

当社へ連絡いただく前に、外構工事屋さんに同じ希望を伝えて見積もり依頼をしていたそうですが、使用する材料は人工木材かしかなく最終的には希望するデッキの施工は出来ないとの事で、見積もりを出してもらえなかったそうです。

人工木は床板以外の材料バリエーションが少なく、規格外のサイズ・デザインとなると施工は非常に難しくなる傾向にあります。
といって、板材だけ人工木を使って残りは天然木材を使用するのも見た目はへんてこりんですしね。特に経年変化した時の違和感は・・・・・・・

それでは、お客様のご希望を全て取り入れた”屋根付きハイデッキ”の完成写真を。

IMG_2134

 

ウッドデッキの高さが1m以上ありますので、下には猫侵入防止柵。

 

PA220025

 

変形の敷地と飛び出した家基礎があった為、この階段の設計が一番苦労しました。階段の横が床下収納の扉。

 

PA220023

 

 

玄関の扉が狭いので、これからはこちらから大型家具を搬入できるように幅90cmの扉に。

 

PA220011

 

中央部の柱に付いているリングがハンモック用の吊り輪。

 

PA220009

 

隣家側のフェンスは目隠しなるように道路側より30cmほど高くしています。

 

IMG_2136

道路に面しているウッドデッキなので、雨水が道路に飛びださないように屋根には樋を取り付け。

PA220006

それでは最後に道路正面からの写真で、屋根付きハイデッキの紹介は終了。

それにしても、最近本当に防腐注入木材ウッドデッキが腐っての取り替え工事が多いです。
そしてそんなお客様は皆さま、10年保証付きのイペ製ウッドデッキを選択されます。今回のお客様もイペ材ご指定でした。

近いうちに、同じく防腐注入木材の駐車場上ウッドデッキ取り替え工事を紹介させていただきます。

人工木のデッキを提案されて~小金井市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ), 最近の施工事例 | 投稿日:2016年10月29日

タグ: , , , , , , , ,

半年ほど前に小金井市のお客様から、新築予定の家の図面を送付いただきました。

「同じ市内に新築戸建てを建設予定です。

庭にリビングに続くイペかウリン(強度が高いと聞き)でウッドデッキを
作りたいです。
ハウスメーカーはLIXILさんに依頼する形になるそうですが
出来れば本物の木のウッドデッキが理想の為、御社を見つけました。」

前々回のブログでも書きましたが、昔は防腐注入木材のウッドデッキを提供していたハウスメーカーや工務店は、最近腐れによるクレームに懲りたのか、人工木材のウッドデッキを提案するところが増えているようです。
また下請けの外構工事屋さんに一括で丸投げできるので楽なのかもしれません。

「天然木材の住環境は情操教育に効果あり!」という事で保育所・幼稚園だけではなく小学校の校舎でも無垢材が使われ始めているようです。
お子様がいらっしゃるお客様の中でそんな情報をお持ちの方は、ウッドデッキは人工木ではなく天然の木材で!と、要望されます。

私らの年齢になりますと、いまさら情操”教育”といっても手遅れですが、天然木ウッドデッキの上では落ち着くのは確かです。周囲が人工木(プラスチック)やコンクリートの環境下では、なかなか落ち着けません。(人それぞれですが)
そもそも(亻)がに寄り添ってという字になるように、昔から人間は「木」のそばで安らいでいたんだと思います。

話は戻りまして、数か月後にお客様から新築中の家の足場が取れましたとご連絡いただき、建築中の現場へ。

 

005

打ち合わせ前のご希望の出幅は2.2m。正確に隣家との境界を測りますと2.4mの出幅デッキが余裕で出来ます。
材料からしますと、2.2mも2.4mも同じ2.4mサイズを使用します。そこで材料費は変わりませんので2.4mで提案させていただきました。

002

当初は3面フェンス付のウッドデッキでしたが、屋根も付けたウッドデッキにご希望が変更になっていましたので、どこに屋根用の柱を建てるか、窓位置も正確に採寸。窓の真ん前には柱を建てられませんので。

約2か月後、家の引き渡しが完了しウッドデッキの施工へ。

IMG_1980

 道路側から見たウッドデッキ。横板フェンスの高さは1.5m。すき間は10mm。
これで通行人からの視線は気にならなくなり寛げる空間となりました。

 

IMG_1981

 

扉を開けた状態。

 

IMG_1983

 

入口側から奥側を見た画像。

 

IMG_1984

 

逆に奥から見た入口。横幅も7.2mのありますので広いウッドデッキです。

 

IMG_1985

 

屋根はポリカの波板。うすいスモークブラウン色。
桟にタープ用のフックも付けましたので、夏場の日差し対策もばっちりです。

 

 

IMG_1979

 

隣家側へ雨水が落ちないよう、雨樋も付け、雨水桝へ繋げて完了。

初めからウッドデッキ付の戸建住宅を計画されていたお客様は、ご自身も本物の木で造りたいと考えていたようですが、やはり子供を自然の木で出来たウッドデッキで思い切り遊ばせたいと。
でも天然の木は腐りやすいし・・・・・と、悩みながらもネットで当社の10年保証付きウッドデッキを探し当てられたようです。
送付しました資料とイペのサンプルをご覧になり、”これだ”と確信されたそうです。

 

次回はマンションのベランダウッドデッキの紹介です。

 

駐車場上のウッドデッキ改装~世田谷区

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2016年8月21日

タグ: , , , , , , ,

東京都世田谷区のお客様から問い合わせいただきました。

「現在一戸建ての2階にウッドデッキがあります。
今回その改装を検討しております。
可能であれば人工木にしたいと思っておりますが、決めている訳ではありません。
施工も含め、御社にて対応可能でしょうか?」

わかります。
一度天然木のウッドデッキで腐る経験をしてしまうと、次は腐らない人工木に替えようかと考えるのは・・・・・・・

資料とサンプルをご覧になりましたお客様から
「先日はサンプルなどを送って頂き、ありがとうございました。

遅くなってしまいましたが、図面を添付致します。
天然木で問題ございません。
できるだけ長持ちする木材を希望します。」
と、イペの耐腐朽試験結果表や20年以上もっている実績を知り天然木のイペでの見積もりとなりました。
元々、天然木の風合いが気に入っていたのですが、耐久性の事を考えてとの事でしたので、人工木より耐久性のあるイペであればと。
見積もりが、他社からとっていた人工木と大差なく予算内という事で打ち合わせに。
IMG_1955
10年前ほどに家を新築された時、一緒に工務店が作られた駐車場上のウッドデッキ。
使用されているのはレッドシーダー。10年前くらいですとまだ大手のエクステリアメーカーがどこも盛んに売り出していましたもんね。”腐りにくい最高のウッドデッキ材”と称して・・・・・・それが今じゃ、”天然木材より腐りにくい人工木材”を各社で競って販売しています。しかし、商品保証2年間はどちらも同じ。どういう事?
そんな状況でしたから、工務店がレッドシーダーでウッドデッキを作るのもやむを得ない面はあったのですが。。。。。。
さて、解体時と新設のウッドデッキ工事の写真を。
IMG_1963
調査・打ち合わせ時には床板の表面に数か所しか見えなかった腐朽が、根太では全面アウト!
今までも数十ケ所のこうした腐ったウッドデッキをみてきましたが、レッドシーダーや防腐注入木材は下の構造部分が床板の数倍腐っています。
ですから表面のみをいくらメンテナンス(塗装)してやっても耐久性の付与にはなりません。今回のお客様も何度かは塗装をしていたそうですが。
IMG_1961
白い部分が腐朽菌。ずぶずぶで強度はゼロ。よく今まで崩壊しなかったと感心してしました。
IMG_1966
土台に切られたホゾ。ここに手摺支柱が建てられていましたが、いつもこのブログで書いていますように絶対にやってはいけない加工。・・・・・・・ウッドデッキの腐朽メカニズムをを知らない大工さんが、やっちゃうんですよね。
今回もこの部分が一番腐朽していたケ所。
IMG_1968
こちらも駐車場上ウッドデッキは根太から下の構造部分は家と繋げて作られ、しかも同じようにモルタル仕上げ、上部には鋼板の笠を付けられ雨水から守っています。
この構造部分が大丈夫な事を確認の上、かつビス穴をシールしましていよいよ新しいウッドデッキの施工へ。
・・・・・・このように、構造部分には、慎重な腐朽対策が取られていたのに、肝心な上のウッドデッキ部分で腐朽対策されてなかったのは、もったいなかったですね。
IMG_1930
IMG_1929
IMG_1928
今回の改装にあたり、今までのフェンスはあまりにも目隠し効果が無いという事でデザインをクロスから横板変更。
床高さも段差を小さくする為に、サッシ枠下ぎりぎりまで上げました。
表面からは見えませんが、根太本数を増やし今までのよりは根太間隔を狭くしています。
調査の時に気づいたのですが、使用している床断面からすると間隔が大きすぎました。お客様に「乗った時にフワフワしませんでしたか?」と聞きましたとことろ、「はい。でも慣れてしまいました。」
たぶん、たわみの構造計算をしないで作られていたのでしょうが、使い心地が悪いだけではなくたわみ過ぎると腐朽も早めます。
今回の改装にあたっては、大引き・根太・床の3層構造でたわみも含めた構造計算をし直しての設計・施工としています。・・・・・これでようやく10年保証を付けて引き渡しができます。
IMG_1933
IMG_1934
開始予定日は雨にたたられ、始まるのは1日遅れましたが仮設足場設置、解体、新設デッキ施工と予定通り2日で完了となりました。
イペ材をご存じなく、当初人工木材での施工を考えていましたお客様も完成を見て、
「大変満足しています。ありがとうございました。」とアンケートで。
本当は天然木のウッドデッキが欲しいのだけれど、耐久性が心配で・・・・・とお考えの方、一度テクノグリーンのウッドデッキ資料をご覧になりイペ材のサンプルを手に取ってみてください。ご納得いただけます、
資料請求はこちら。