東京都大田区に新築中のマンションを購入されたお客様から、「まだ先の入居になりますが概算見積もりと資料を」と、お問い合わせいただきました。
間取り図面に書かれてるバルコニーの横幅と奥行きのサイズをご連絡いただきましたので、その寸法から概算見積書を作成し資料と一緒に送付。
・・・・・・図面寸法から見積もりした場合、通常では採寸した後の価格と±5%以内の差に収まります。図面を送付いただければ、それが±3%以内に。
その後1ヶ月くらい経ちましてから
「お見積を頂いてから随分と時間が空いてしまいましたが、
お問い合わせさせていただきましたウッドデッキの件、御社にお願いする方向で
検討を進めさせていただきたいと思います。つきましては、マンションの内覧会にご同行いただき、採寸およびお見積をいただけますでしょうか?」
と、同行採寸のご依頼を受け採寸へ。
避難ハシゴがあります。これも資料請求時に連絡があり、蓋をして隠したいとのご希望です。
このように窓前にありますので、このままだと不便ですよね。
前回紹介しましたマンションと同じく木目調の塩ビ長尺シートは敷かれていますが、やっぱり本物のウッドデッキをご希望でした。
こちらのバルコニーは網戸下からは4cmほどしかありません。
蓋加工するには最低でも9cmくらいのウッドデッキ高さが必要となりますので、お客様に説明してその高さに造ります。
採寸後のサイズで正式見積りでご注文いただきましたが、諸事情からエアコン室外機がウッドデッキ施工前に設置される事になりました。
お客様からは室外機はウッドデッキ上に置きたいとのご要望があり、室外機の設置時のアドバイスをさせていただきました。
先に設置されていた室外機はご覧のよう無事ウッドデッキの上に置く事ができました。
避難ハシゴの上は、蓋加工で。
パイプ廻りもすき間なく施工。・・・・・・・今回はうまく丸くカットできましたが、パイプの太さや位置によっては必ずしもこのように加工できる訳ではありません。
室内からの写真で今回の紹介は終了。次回は戸建2階のバルコニーウッドデッキを紹介します。
今回は東京都調布市の新築マンションバルコニーへのウッドデッキ施工例紹介です。
鍵の引き渡しを受けてからの現地調査。
お客様の希望の施工範囲は、この中間にある壁まで。
こちら側は部屋からも死角となり見えないし、あまり使用しない場所となるそうです。
サッシの水切り高さはベランダから低いのですが、フローリング高さをご希望。
お客様との打ち合わせを充分行いましたのが施工日。
エアコンが必須の時期なので、ウッドデッキとエアコン設置を同日にすることで決定。
実はお客様がこだわっていましたのが、室外機はウッドデッキ上へ、つまりくり抜き施工はしたくないのと室外機の排水ホースを隠したい!
マンション住まいをしている方や経験者はご存じの通り、厄介なのがエアコンからの排水。
夏は室内機側から、冬は室外機から発生します。
マンションのベランダは物干し場でしか利用されない方は、”見なかった事にしよう”で済みそのまま垂れ流し状態にしますが・・・・・排水染みや苔も発生します。
たいていは、室外機から出てきたドレンホースを延長して排水溝までこのように。(下の写真)
または、このブログでも以前に紹介しましたようにドレンパイプに塩ビ管を接続して仮固定します。(下の写真)
どちらの方法にしても、老人ではない?が若くもない私らの年代にとっては躓きの原因にも。(最近ホント、つまづく事が多くなりました。汗)
と、私事は置いといて。
今回のお客様は若い方でしたので、たぶん違う理由でしょうがこの”排水問題”を気にされてました。
エアコン設置業者さんと打ち合わせしながら取り付けたドレンホースの差込口。
室外機から出たドースをこれに差し込めばO・K。
高さ調整式のバルコニーウッドデッキは二重床構造になっていますので、床下を通して排水溝まで敷設されています。
管やパイプに躓く事もありませんし、床下がビチャビチャにもなりませんのでカビの心配もありません。
なにより見た目がスッキリ!
室内高さに合わせて施工した時のデッキ側から見た感じはこうなります。
室内から見た仕上がり。
こちらは排水溝を5cm開けての仕上げ。半分以上溝部分を隠しています。
ご希望範囲までのウッドデッキ施工。仕舞い端部は幕板で化粧しています。
仕舞い端部の説明で、今回の紹介はオシマイ。これで幕とします。
最近、マンションのベランダウッドデッキ施工をご希望のお客様からいただくご質問で一番多いのがコレ!
今回、足立区の新築マンションへご入居予定のお客様からも、このご質問をいただきました。
「ウッドデッキはエアコンの室外機設置前に据え付けしたほうがよろしいでしょうか?ウッドデッキの上に室外機を載せると室外機から出る水がデッキの上に流れるとよくないのではないでしょうか?」
お客様はインテリアオプション販売会でタイルを薦められた(というか、タイルしか販売してなかったそうです)ので、室外機の水はタイルを濡らせてしまうので、ウッドデッキも同じかと思っていたのかもしれません。
ところがどっこい、テクノグリーンのバルコニーデッキAタイプは、高さ調整できる工法なので二重床となっています。つまり下に空間があるのでホース・パイプ等の配管が可能となっています。
ウッドデッキのみならず、下地のコンクリートも濡れないように排水溝まで配管してしまいます。
今まで、床を濡らすかドレンホースを溝まで横断露出させるかの二者択一しかなかったのが、これで一挙解決。・・・・・・ウッドデッキのいいところは、こんなところにもあります。
施工前のベランダ全景
またぎ構造の引違い戸
こちらの窓は”またぎ”断面ろなっていますので、掃出し窓ではなかったのですが、避難ハッチもあるので二重床構造のウッドデッキで10cm高さに仕上げます。
エアコンホースの出口
上と下の2ケ所にエアコンホース出口が2か所あります。ここには2段ラックを置いて室外機が2台重ねる予定だそうです。
このようにエアコンのホースは初めからこのカバーから出てくるようになっています。
これに室外機を接続してしまうと、もう動かす事はできませんね。
2台重ね用のラックと室外機2台分の重量をお聞きして、この部分は重さに耐ええるように下の根太を補強して設計します。
施工後のウッドデッキとドレンパイプ
施工が完了しました。2本の飛び出したドレンパイプ。室外機を設置したら室外機からの排水パイプをこれに差し込むだけでO・Kです。
排水パイプとの取り合い
上からきている排水パイプとの取り合いはこんな感じ。パイプの位置によってはできない事もありますが、極力すき間ができないように施工しています。
最後に完成しましたウッドデッキの全体を。
ウッドデッキの逆サイド
こちら側にも1本ホースが。
合計3台の室外機が設置されるんですね。それで同じようにドレン用のホースを床下に敷設させていただきました。
さぁ、後はエアコンの設置を待つだけです。・・・・・大変な引っ越しも残っているようですが。頑張りましょう!
今回のお客様とは、昨年から「バルコニータイルにするかウッドデッキにするか?」とか、この「室外機設置とウッドデッキの順番」、「2段重ねラックの重量の問題」、「ウッドデッキ施工日、室外機設置日、と引っ越し日のスケジュール」等々をメールで何回かやり取りしまして、今回の施工に至りました。
テクノグリーンではマンションだけで600ケ所以上の施工経験がありますのでそれを基に、内覧会時の採寸する時間の決め方を初めとして施工日までの段取り方法、からみのある他の業者との打ち合わせ方法までアドバイスさせていただきます。
お早目にご相談いただくと、スムーズに進み「後悔しないウッドデッキ施工」となります。
ご検討中の方は、お早目にお問い合わせください。