投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2019年3月16日
タグ: イペ, セランガンバツ, 一戸建て, 小平市, 柱受け金物, 物干し金物, 2階建てウッドバルコニー
東京都小平市のお客様からお問い合わせをいただきました。
「現在、鉄骨バルコニーと比較検討しています。
鉄骨バルコニー用の設計図面ならあるのですが、それで見積もってもらえますでしょうか。」
図面は床板と手摺フェンスが木製で、他の構造部分は鉄骨製でした。
当社でも縦列駐車場上のウッドデッキのように、柱間隔が大きい場合は構造部分のみ鉄骨製で施工しますが、そうでない場合はオール木製で作ります。
今回は柱間隔も小さかったので、柱、梁等の部材も全てイペで見積もりさせていただきました。
その見積もりが、ご予算の範囲という事で現地調査へ、
この2階窓前へウッドバルコニーを。
元々この部分にはウッドバルコニーがあったそうですが、昨年の台風で壊れてしまい建て替える事になり工務店から出てきた案が鉄骨製。
それでお客様は構造部分を含めイペで施工実績が豊富な会社を探され当社へ。
「何故イペで?」という質問へ、お客様は裏庭へ案無してくれました。
10年ほど前に家を建てられた時に作られたウッドデッキ。表面のイペの床板は全く腐っていません。
が、大引・根太の構造部分はセランガンバツで造られている為、腐っていて乗るとフカフカしています。
この経験から同じハードウッドでも耐久性が全然違う事が判っていたので、今回は全てイペ材で施工する会社を探されたとの事でした。
2階建てウッドバルコニーの完成。
元の鉄骨製の予算から余った金額でタープ用の柱&フレームを付けれました。
100角の柱を受ける柱受け金物。
これは当社オリジナルの製品で溶融亜鉛メッキ製。これでガッチリと基礎に固定します。
90角の柱でも上からの荷重には問題ありませんが、断面積が20%も大きく断然揺れには強いので当社では100角を使用しています。
2階建てウッドバルコニーや駐車場上のウッドデッキは、この柱固定・柱・梁等でどんな部材を使うかが重要なポイントとなります。
——-その分、価格はアップしてしまいますが安心第一をモットーにしていますので——-
これで2階建てウッドバルコニーの紹介は終了。次回はルーフバルコニーウッドデッキを。