ウッドデッキと大きめの縁台

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年7月14日

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最近はエクセルで図面を描いて送付していただくお客様がいらっしゃいます。

今回の千葉県流山市のお客様も、その中のお一人。
ご希望のウッドデッキをエクセル図面にしましてメール送付いただきました。
テクノグリーンでは、ウッドデッキの見積もりはパソコンでプログラム化していますので、一度組み込んでしまうと変更は容易です。
多少のサイズや形状の変更は、構造計算のし直しを含めても簡単に出来ちゃいますので、何度でもご遠慮なく。・・・・・・私じゃなくパソコンがやってくれますので。

こうして、何度かのメ-ルやりとりでご予算に近づけながら、最終案へ。
安くする方法として他のハードウッドでも比較検討してみたのですが、やっぱり耐久性が一番高く10年保証付きで高級感のあるイペに決定!

ちなみに、ウッドデッキプランナーの私としては、こんなやりとりは楽しいもんです。
お客様からいただく案には「おっと、次はこんな手できたか!」とい感じで、やりとりを楽しんでいます。

※図面を送付いただかなくても、電話でも対応させていただきますのでご心配なく。

 

 

案がまとまりまして、お客様のところへお伺い。

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まず、メインとなるウッドデッキはこのタイルテラスを覆いかぶさるように大きく、なおかつ高さをサッシ下まで嵩上げ。

大きさは使い勝手がある倍くらいにして・・・・・。ステップデザインは現場でお客様ご夫婦のご希望を聞きながら決定。

後はメールでだいたい打ち合わせ済でしたので、トントンと。
フェンスデザイン等の細かい部分では、少々アドバイスをさせていただきながら。

そしてこちらは、

 

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小さな既製品の縁台がありましたが、こちらも”本格的な大き目な縁台”に変えたいというご希望でした。

最終案から決定案になり、さっそく施工へ。

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ウッドデッキではなくピンコロ工事?
お客様の御注文に、ウッドデッキの下は防草シート+砂利敷設と芝生との見切りはピンコロで!と、ありましたので先行工事で。

当社には元外構工事のプロ、現在ウッドデッキのプロという職人がいますのでご覧のように!

ウッドデッキに絡まない、あるいは数量が多い時は仲間内の外構専門工事会社(エクステリ営業会社じゃなく、実際に施工する会社)に頼むのですが、今回は施工スケジュールとウッドデッキに絡む部分なので、当社職人で施工。

 

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こんな感じでピンコロでウッドデッキ廻りを縁取っています。

 

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新しい縁台廻りも。一緒に他の砂利部分もピンコロで縁切り。これで砂利が芝生側へ侵入する事もなくなるでしょう!

 

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上の幕板2段分は幕板をすき間無しで張っています。これは奥様のデザイン上からのご希望。150mmの広幅材を使用しています。

 

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こちらの目隠しフェンス。支柱を少々高くして上部へフレームを付ければ、このようにタープ用のフックを取り付けれます。これは写真集に乗っています施工例を見て、打ち合わせ時に追加ご注文。・・・・タープ用のフレームとフックの追加は便利な割には費用は、そんなに嵩みません。お勧めの一品です。

家側のフックは強力マグネット式のが、ネットでも購入できます。(お客様談)
これをサッシのシャッターボックスに取り付けると簡単にタープが張れる仕組みです。これからの夏本番には活躍しそうですね!

施工完了後、お客様からメールで、

「先日は、スケジュールの調整など、いろいろとご協力頂きありがとうございました。
完成したウッドデッキに、家族一同大満足しています。
特に、上の娘がとても喜んでいます。
本当にありがとうございました。」

そうですよね。子供にとっては冷たい感じのタイルテラスよりは、温もりのある”天然木”のウッドデッキが良いですよね。
これから、プールのシーズンだし。

で、今回の紹介は終了。
次回は、今回もでてきたタープ。お客様から送付いただきましたばっかりのタープを張った写真を紹介させていただきます。

 

庭がないので駐車場の上へウッドデッキ~松戸市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:最近の施工事例, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2015年6月19日

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今回の紹介のウッドデッキは駐車場上のウッドデッキ。

昨年の夏に、ご夫婦でこれから千葉県松戸市に建てられる予定の敷地・建築計画図面を、お持ちになってご来社いただきました。

工務店と建築契約が終わったばかりというその図面。
道路から1段上がった敷地に家が建つ予定ですが、道路に面した駐車場は2台分となっていますので、庭がほとんどない計画となっていました。

アウトドアスペースが欲しいお客様は、家を建てる予定の工務店やホームセンターへも相談したらしいですが、提案されたのは人工木のウッドデッキばかり、ついでに10年保証もない。

どうしても天然木で10年保証付きの駐車場上ウッドデッキをご希望のお客様はネットで当社へたどり着いたそうです。(このブログかも?)
当社から送付させていただいたイペ材を手にとり「これだ!」と、ご来社いただきました。

打ち合わせスペースには、現在施工取り扱いしている他のハードウッド(マサランドゥーバ、イタウバ、ウリン、クマル、セランガンバツ)や人工木材も置いてありますので、ご来社いただければ実際手に取り比較検討して頂けます。
ただ、手に取って比較されると、お客様は、たいていイペを選択されます。今回のお客様もご多分にもれず・・・・少々高くなりますが、同じハードウッドといっても見た目も質感も全然違いますからネ。ついでに耐久性も。

ご予算内で出来る大きさと、フェンスデザインを打ち合わせさせていただき、ご契約。

まだまだ着工は先だという事でしたが、時間がある時に敷地だけチェック。

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敷地の土留め擁壁は出来上がっていましたので、駐車場のサイズと高さ関係の確認。図面通りです。

 

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そして半年後、「竣工しました」と、ご連絡をいただき、現調・採寸へ。
こうしてみると、窓から駐車場まで、本当に距離が無い事が判ります。
掃出し窓高さへウッドデッキを仕上げますので、駐車場からの高さは約2.4m。
2階から出入りするウッドバルコニーからすると高さは低いのですが、テクノグリーンでは2m以上の高さがある場合、昨今の地震の多さも考慮して、100角の柱と専用の柱金物を使用する事が標準仕様。

今回のお客様もいろいろ調べて、この安全性を重視している当社に決められた一因のようで、「柱金物を使用してください!」

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はい。これが間違いなく使用しました柱金物と100角のイペです。
柱金物はコンクリート土間を斫った上に下を掘り込んで基礎を新たに打設して埋め込み取り付けています。

簡単に既設の土間コンに柱を建てたり、90角の柱を使う方法もありますが、一番重要な柱部分でコストダウンしてもしょうがありませんから。

 

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完成しました。
お客様の御希望でありました縦格子フェンス。これはご来社のおりに、100ケ所以上載せてある写真集をご覧になり決められました。

当社でも駐車場上ウッドデッキでは久しぶりの縦格子フェンスでした。
このフェンスも工場で製作してきているので、施工日数は1日半。2日めの午前中に完了引き渡し。

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庭に出ると足1歩で駐車場へストンという状況が、こんなにスペースを確保できました。
物干しはもちろん、鉢植えを置いたり、お茶するスペースとしても充分な面積です。

最後に前面からの全体写真を紹介しまして終了。

 

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中庭、玄関前、縁側と3か所のウッドデッキ~松戸市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2015年6月2日

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今回紹介させていただきますウッドデッキのお客様は、10年前に2階建てウッドバルコニーを千葉県松戸市で施工させていただきましたお客様です。

10年前に横浜大桟橋のイペウッドデッキをご覧になり、「同じイペ製でウッドバルコニーを!」とのご要望で施工させていただきました。
従いまして本当は4ケ所のウッドデッキの施工をさせていただいた事になります。

10年前に新築された家に繋げて今回増築された部分へのウッドデッキです。

増築を担当された工務店から、サイプレスのウッドデッキ施工提案があったそうですが、ハードウッドの2階ウッドバルコニーを10年も使用されているお客様には、サイプレス(ソフトウッド)は、「どうも好みではない!」というう事で、今回もテクノグリーンへご依頼いただきました。

サイプレスを「ハードウッド」と称して販売している会社もあるようですが、針葉樹ですので間違いなく「ソフトウッド」です。
確かに針葉樹の中では硬めの木材ですが、ウッドデッキ用ハードウッドと比較すると硬さも比重も耐久性、強度も全て低い木材です。

以前、イペで施工していた時、お客様のお隣さんがサイプレスで施工されたウッドデッキをお持ちでイペ材と見比べられて「同じハードウッドでも全然違うんですね。」と話しかけられましたが、やはり節の有り無しが見た目で大きな違いとなります。
今回のお客様も節が気になっていたのかもしれません。・・・・・この辺のところは好みの問題ですけど。

それでは、採寸時の写真から。

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こちらは、増築された分と既設の家とにより出来ました中庭部分。

 

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こちらはリビングの掃出し窓前で、通路的な縁側デッキを施工予定。奥に見えます中庭のウッドデッキに繋げます。

 

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こちらは逆に中庭から見た写真です。

 

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こちら側は玄関前。

 

これら3ケ所のウッドデッキでは施工面積もかなり大きな面積となります。

10年経ったイペ製のウッドバルコニーが腐っていないばかりか、傷んだところも全くないのを実感しているお客様は、オールイペでのウッドデッキを施工希望でしたが、予算的にはちょっとキビシイ!

 

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10年前施工のイペ製ウッドバルコニー。色は変わっていますが、他は全く問題なく使用されています。お客様も感心されていました。

 

そこで、今回は腐朽が発生しやすい構造部分の束・大引き・根太をイペで作り、床板とフェンス横板をマサランドゥーバにて施工する方法を提案させていただきました。もちろんサンプルを持参して木材の確認をしていただきましたが。

この木材は色が赤っぽいので「アマゾンジャラ」とか「アマゾンウリン」と名付けて販売しているところもありますが、「マサランドゥーバ」あるいは「マニルカラ」が正式名称です。

このマサランもブラジルからの輸入木材で、耐久性はイペと比較して少々劣りますが強度や硬さは遜色ありません。
あと欠点は板材の割れ反りはそれほどでもないのですが、角材は「ちょっと・・・・」というのが今まで施工しての実感です。

それでもイペと比較すると値段は安いので、いいとこ取りのハイブリッド工法を考えてみました。

それでは完成写真から。

 

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中庭ウッドデッキ。光線の影響で写真の色は違って見えますが、実際は下の写真の色に近いかな?

 

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入口から眺めた中庭ウッドデッキ。

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中庭ウッドデッキに繋がっている「縁側ウッドッキ」というには出幅が広いかな?。約1.2mあります。庭からウッドデッキへは、この2段のステップで。
これで1階にある部屋は全部繋がったのかな?

 

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そしてこちらは、玄関前のアプローチデッキ。
駐車場からはスロープになっていて50cm上がっています。

 

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中央部の玄関前だけはフラットにし前後はスロープとなっています。これは将来、もし車椅子生活になっても楽に外出できるようにとの考えからです。

さて、これで今回のイペとマサランドゥーバのハイブリッド型?ウッドデッキの紹介は終了ですが、イペと違いマサランは他のハードウッド同様に水に濡れると湿潤膨張しますので、残念ながら5mmのすき間を開けて床板を張っていますが、お客様からは

「今回も、大変すばらしいデッキを作っていただきありがとうございました。
土足で上がるのがもったいないようなデッキで、またお願いして良かったと思っています。
また、職人さんがたのチームワークもみていて、すがすがしいものがありました。」

「10年間前にお願いしたウッドデッキに満足しているので、注文しました。」

との、お言葉もいただき、私も安心しましたのと同時に10年振りのウッドデッキに出会え嬉しかったです。

次回は10年振りではないですが、4~5年振りで出会った大規模修善時にお預かりしたウッドデッキの紹介です。