2階ウッドバルコニーとガレージ上ウッドデッキ~鎌倉市~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 最近の施工事例, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2015年10月5日

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鎌倉市の2階ウッドバルコニーとガレージ上のウッドデッキの施工が完了しました。

前回調査編でも書きましたように今回の工事は大きく分けると、
①2か所のウッドデッキ
②正面のウッドフェンスと隣家側の目隠しウッドフェンス、裏側のワイヤーフエンス
③お客様ご希望のオプション類となります。

それでは、完成後外観の写真から

 

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左のRC家屋と繋げて作ったウッドバルコニー。職人たちが清掃と道具の片づけ中。
正面フェンスは、幅広と幅狭横板を組み合わせをすき間10mmで張ったデザイン。

高さはウッドデッキから上へ2.2m、下は80cmまで張っていますので、計3mの高さとなっています。壮観です。

 

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隣家側のフェンスは幅広の横ボーダーで、すき間を上部は無し、中間は5mm、下部は10mmと目的に合わせ、すき間を変えています。
これは隣家の2階が飲食店で、螺旋階段からも内部からもウッドデッキが丸見え状態になるのを防ぐ為です。

 

お客様が、最初に気にされていました柱の太さ。ご覧のようにイペ材100角とオリジナルの柱金物を使用しています。
また基礎工事は、当社の施工スケジュールの関係もあり、1か月以上前に打設させていただきました。

 

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この裏側の約1.2m部分のみワイヤーフェンス。
このワイヤーはお客様からの支給です。取り付ける位置が位置だっただけに、施工には予想外の時間が掛かりました。

 

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元々あったガレージ上のデッキを撤去して新設したイペのバルニーデッキ。
マンションルーフバルコニーや戸建の屋上で施工するのと全く同じ構造です。

ウッドバルコニーと高さを合わせましたので、開き戸より高くなり扉前だけを1段下げています。

 

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以前は屋外立水栓のみが付いていましたが、水受けがなくデッキ部分を切り欠きそのまま排水していました。
台付の水受けに変るだけでずいぶん便利に。

 

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パラペットを挟んで手前側がガレージ上デッキ。向こう側が2階建のウッドバルコニー。

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ガレージに付いてあるパラペットは防水上の問題からカットする事はできません。
当初この部分もイペ材でカバーする予定でしたが、逆に段差が大きくなってしまうので、このままに。

 

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高さのある腰壁パラペット部分はイペでカバーリング。
無粋な部分を隠す目的ですが、ひとつのモニュメントにもなりますし、ちょっとした置き台にも使えそう。屋外コンセントも付けました。

床の一部は明り取り目的のグレーチング仕様。
今までFRP製のグレーチングを取り付けて事はあったんですが、今回はお客様のご希望で鋼製のグレーチング。施工する前はちょっと心配したのでが、こうして出来上がりを見るとなかなかいけますね。

左にありますのが、造り付けのプランターカバー。ここにプラスチックのプランターを入れて植栽をしますと、まるで木製花壇のようになります。

 

 

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隣家側の目隠しウッドフェンス。
これでお隣の飲食店からの視線は気にせず過ごせます。

中央に付いているのはお客様支給のレトロなライト。夜でもウッドデッキライフが楽しめます。

 

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下から見たグレーチング部分。充分、明り取りとして機能していますね。

今回は、資料請求いただきましてから約5ヶ月での完成引き渡しとなりました。
その間、ご来社いただいての打ち合わせ、私がお伺いさせていただき、現場調査の上の打ち合わせと、お会いしての打ち合わせは2回でしたが、それ以外はメールと電話での打ち合わせでした。

お客様のご希望・目的や使用したい樹種が事前にはっきりしていましたので、デティールの調整だけで全体の大きさの割にはスムーズに設計打ち合わせが進みました。

 

施工完了後いただきましたお客様からのメール。

「デッキ、妻と思っていたより全然良かったね、といつも話しています。
今後とも、よろしくお願い致します。」
調査編でも書きましたが、1~2年中にリビングからウッドバルコニーへ出入りできるように扉を取り付けます。
その工事をする時に、扉前の床板の一部を取り外して行う予定となっています。
そのときは、またよろしくお願いします。

 

2階ウッドバルコニーとガレージ上ウッドデッキ~鎌倉市~調査編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 最近の施工事例, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2015年9月30日

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今回紹介するウッドバルコニー&ガレージ上ウッドデッキのお客様は、今年の春に神奈川県鎌倉市からご家族で当社へお越しいただきました。

ご希望しているウッドバルコニーや家の間取り図面と現況の写真を数枚お持ちになって。

大枠のご希望は、はっきりしていましたので打ち合わせをした上で概算を後日提出。

 

その概算見積もりがご予算内という事で、次は当方がお伺いしまして調査と採寸を。

それでは、調査時の写真から。

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家はコンクリートの打ちっぱなし。左側の2階窓がある部分から出入りできるように右側の部分に、つまりガレージの前面にウッドバルコニーを。
このガレージの千本格子のフェンスを取っ払い、ガレージ上のウッドデッキと繋げます。

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施工予定場所は公道に面していますので、下には例のごとく上下水道管・ガス管があちこちに走っています。
また後ろがガレージなので車の出し入れにも邪魔にならないようにするのも条件となります。
新築時の配管図面を見ながら慎重に配管位置を測量し、それを避けての基礎位置を墨出し。
構造上でも柱位置に制限があるので頭がパンクしそう。

 

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柱金物の実物。
直接置いてみながらの墨出です。

そう、今回のお客様は遠方の当社までご来社いただいた理由のひとつには、しっかりとした基礎打設と太い柱を使用する事にあったようです。

・・・・初めにお電話いただいた時に「テクノグリーンの柱はイペの100角ですよね。」と確認されていました。

 

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こちらは現在は出入りできない窓ですが、掃出し窓に交換しフローリングと同じ高さのウッドバルコニーの施工とします。

 

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こちらは既設のガレージの上。
5年前に新築された時に一緒に造られたウッドデッキ。まだ完全に腐っている訳ではありませんが、この際だから一緒にイペ製に造り替えたいと、お客様。

それでは、こちらのデッキは戸建屋上でも施工しています”すき間無し”バルコニーデッキで。

 

 

 

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ガレージ上の道路側ウッドフェンス。

 

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同じく隣家側のウッドフェンス。
パラペット笠木の上に鋼製の支柱が建てられ、それに杉の防腐注入木材の千本格子が取り付けられていますが、こてからの耐久性を考えてこれも交換。

 

フェンスデザインと、この際だからその他諸々も付けたいとのご希望をお聞きして打ち合わせ・調査を終了。

 

どんなフェンスデザインで何のオプションを取り付けたのか?は、次回で。
お楽しみに。

 

2階ベランダの増設工事~川口市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例, 駐車場上ウッドデッキ, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2015年9月15日

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今回紹介させていただきます埼玉県川口市の2階ベランダの増設工事。

当初、庭先へウッドデッキを施工する予定でお伺いさせていただいた時に、「2階のベランダが狭いので、そこを広くしたいのですが・・・・・」

2階のベランダを拝見させていただきました。

 

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縦にも置けないほどの出幅ベランダ

 

 

なるほど狭いです。
出幅も内寸で70cmです。

分譲住宅で、ご購入後にせっかくテラス屋根も付けたのに、洗濯物を干すにも狭すぎて使用していないとの事。もったいない。

そこで、庭先デッキより先にこちらを広くする事に考え直したそうです。

 

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ベランダを外側から見てみるとこんな感じ。張り出しベランダですのでベランダを増設するには下の駐車場へ柱と基礎が必要。

お客様は電気設備関連の設置工事業を営まれていまして、基礎工事はおてのものという事でご自分の会社で施工。

基礎打設終了の連絡をお客様からいただき、いよいよ当社は既設ベランダの手すり壁カット工事に入ります。

 

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写真は既設ベランダ壁のカット後の防水前処理工事の模様です。
ベランダ工事を増設するには、この壁カットと防水処理が難題となります。
今回も、事前にベランダ断面図を入手し現場調査の上、設計と施工方法を決定していますが、既存のベランダの構造によりましては条件的に難しくてお客様のご希望に沿えない場合もあります。

 

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カットした壁の袖部分は防水処理の上このように同じサイディング材で仕上げ。

 

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既設のベランダ部分のウッドデッキは、テクノグリーンの「戸建ベランダへのウッドデッキ工法」。
増設部分は2階建ウッドバルコニーの工法と2つの工法の組み合わせですが、出来上がると何処から分かれ目なのかは判らないほど一体化しています。判りますか?

面積は元の約4倍に広がりました。さっそく洗濯物も干される準備が・・・・・

 

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手摺フェンスの高さは高所基準の1.1m、すきまは10mm。
小さなお子様がいる場合は、よじ登る危険性が無いように足の指が入らない15mm以下でお勧めしています。

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今回、隣地境界の内側に積ブロックがありましたのでアルミフェンスを取り外し、一部ブロックをカットしての基礎打設。ここまでが、お客様の工事範囲。

この基礎への柱金物取り付けから当社の仕事となりました。
工事関連のお仕事をされているので、テクノグリーンオリジナルの柱金物を打ち合わせ時に一目見て、当社へ決められたようです。

・・・・・・工事に携わっている方なら、この基礎と柱を繋ぐ金物の重要性はよく判りますからね。

 

 

 

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こうして写真を見ますと「ベランダの増設工事」、といいましても実質は2階建てのウッドバルコニー
また下が駐車場となっていますので、駐車場上ウッドデッキともいえる工事でした。

構造上は、どちらもほぼ同じで家の2階から出入りできるウッドデッキですが、これが1階から、または庭から階段を付けて登る構造のウッドデッキを当社ではガレージデッキ(車庫上デッキ)と呼んでいます。

しかし今回は、既設ベランダ床もウッドデッキ化し増設した部分と一体化してますので、ベランダの増設工事と分類しています。

既設のベランダが狭いとご不満の方、「ベランダの増設」と書きましてお問い合わせください。

 

これでベランダ増設工事の紹介は終了。次回はマンションベランダウッドデッキの紹介となります。