5年で取り替え工事~白井市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2018年7月15日

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千葉県白井市にお住まいのお客様が、ご自宅の図面とウッドデッキの現況を撮ったスマホをお持ちになりご来社いただきました。

お話では5年前に今の分譲住宅を購入されたそうです。
ウッドデッキが付いていたのが、購入した理由のひとつだったそうです・・・・・・・・それが2年ほど前から腐っている部分が見つかり、今では使えないくらいに・・・・・

お住まいの分譲地内では、同じ住宅販売会社によりウッドデッキ付の家を販売していて、同じように腐ってきたため既にウッドデッキを腐り取り壊したところが数軒あるとの事でした。
まだあるんですね。住宅を売る為の手段として安価なウッドデッキを付けて販売している会社が。。。。。。。。。。
10年以上前には、そんな会社から購入した家のウッドデッキの取り替え工事を何度も経験しましたが。

お客様はそこで今度は耐久性が高く保証があるウッドデッキをネットで捜され、当社へ資料請求をいただいていました。
それで実際に10年以上経った当社のイペウッドデッキを見学するのも目的でご来社。じっくりご覧になり驚かれていました。(10年以上経っていますが腐朽どころか全く傷んでいません)
次は打ち合わせルームで大きさやフェンスデザイン等の打ち合わせ。

その後、見積もりもご予算内という事で施工へ。

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解体前のウッドデッキ。見える部分では主に手摺と階段が腐っているようですが・・・・・

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幕板を剥がしてみると案の定、根太の腐れが甚大。一番腐りやすいSPF材を使っています。
束を見てみると今や素人のDIYでも使わない鋼製束。どんだけ手抜きしたウッドデッキじゃ!

——–当社の職人も笑うしかない作り。これを作った大工さんは住宅会社から”安く作るように相当プレッシャーを掛けられて施工したんだろうな”と同情。——-

 

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簡単に作れるウッドデッキは簡単に壊せます。道具を使わず人力だけでも壊せそうですが。。。。。。

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床板は根太に留めている所以外は、このように大丈夫です。特にお客様は販売会社から毎年塗装すれば大丈夫と言われ実行していたそうですから。塗装の防腐効果は表面だけです。
いつも書いていますように理論上からも数十ケ所以上の解体経験からも、ウッドデッキは見えない床下の構造部分から腐ってきます。

解体終了後、そのまま施工へ。

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解体日に施工も完了。
当社は工場で製作していきますので、このくらいの規模ですと解体と施工を併せても1日で完了します。

 

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奥行きは今までと同じに。今回、手摺フェンスはシンプルな幅狭の横板に変更。

 

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階段の位置は正面から、お客様の動線を考えて横に。

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今までになかった床下収納用の蓋も付けて。

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こちらも今までになかった物干し金物を取り付けました。今まで2階まで上がってベランダで干していた洗濯物も1階で干せるので楽になりそう!

施工完了後アンケートでお客様から、

「先日はありがとうございました。
お蔭で安心して使用することができています。
お話を伺った時に木材のヒビ割れから水が入り傷んでくるということでしたが、1ヵ所床の部分にヒビがあり
梅雨に入り、どうなるのか心配しています。それ以外ではとてもいい状態です。」

ご安心ください。ひび割れから水が入って腐りる他の木材と違い、イペは腐朽に強い成分を元々もっていますので、ひび割れから入るくらいの水では腐りません。
その証拠に、ご来社いただいたときにご覧になりました当社のイペデッキにもひび割れは入っていますが、10年以上経っても腐っていません。

ノーメンテナンスで10年保証していますので、塗装からも解放されます。

これで庭ウッドデッキの交換工事を終了。次回はマンション大規模修繕時サービスの紹介です。

 

 

はねだしウッドデッキで拡幅を~我孫子市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ, 傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2018年6月2日

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我孫子市の戸建住宅へお住まいのお客様からお電話いただきました。

今あるウッドデッキが腐ってきているので撤去して、新たに今より大きなウッドデッキを作りたいので相談に乗ってほしいとの事でした。

ご住所を聞きますと5年ほど前に当社が施工したお客様のお近くでもあり、そこのウッドデッキの様子も見ながらお伺い。

 

 

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こちらが5年前に同じ地区で施工しましたウッドデッキとファサード。こちらでは、奥様がデザインされた図面を基にウッドフェンスから門袖といろいろなアイテムを施工したな~、と思い出しながら今回のお客様のところへ。

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おやおや、ラチスフェンスが枠から外れてずり落ちているし支柱も傾いちゃっています。

お客様にお伺いしますと築5年の家を5年前に購入されたそうです。そのときはこのウッドデッキが付いているのが気に入って購入を決めたのになんと1年後にはフェンスがこのような状態に。
6年しか持たなかったウッドフェンス。それにしてもこのフェンスのデザインと施工の仕方はどこかで見たような?

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ウッドデッキの内部を見て確信。1年に1~2ヵ所はこの防腐注入木材メーカー製のウッドデッキ取り替え工事をやっていますので、近くでみればすぐ判ります。
床板は薄い単板に防腐注入して張り合わせた物ですのでまだ腐ってはいませんが、床下の構造部材やフェンス部材はACQ注入木材ですので腐っています。

 

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しっかりメーカーのプレートも張られていましたが、錆びついていて読めません。
このウッドデッキは大手の住宅会社・メーカーで採用されていますが、今回のお客様も大手住宅会社の家でした。

 

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見た目以上にウッドフェンスはグラグラしています。お客様は今年の台風シーズンに飛ばされることを懸念され取り替え工事を決心されたそうです。
そこでネットでウッドデッキに適した木材は?施工や設計をしっかりしている施工店は?といろいろと調べられ、10年保証付きのイペウッドデッキを施工している当社へ電話をいただきました。

 

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こちらのお宅は傾斜擁壁となっていてその天端までしかウッドデッキを施工していません。敷地は擁壁の下のU事溝迄ですので、これを有効利用しウッドデッキを拡幅したい!これがお客様のご希望でした。

擁壁からはねだしデッキを作るとき、跳ね出し部分に柱を建てる方法と建てない方法の2種類あります。
一概にどちらの工法がコストが安いとはいえず、はねだし部分の面積と控えとなる後方の面積との比率や高さの関係で変わってきます。そこで測量しました寸法を元に構造計算をして一番コストが掛からない工法で提案見積もりさせていただきました。その結果は・・・・・・

 

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ごらんのように柱建て。これがあと70cm以上高さがあると柱無しの構造の方が安くなったんですが、今回は柱を建てた方に軍配が上がりました。
柱3本でも施工できるのですが、そうしますと梁や根太に大きな断面の材を使用する事になり逆に高くなってしまいます。こうしてはねだしウッドデッキを作る場合、同じ大きさでも工法によりコストが変わってきますので、何パターンかをシュミレーションして一番安く上がる方法で提案しています。
もちろん全て構造計算の上、安全を担保した上ですが。・・・・・・・・これで一番安く良い設計が出来上がると、これもまた楽しいもんです。

 

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奥行きは約1mほど拡幅できました(横のフェンス長さ分が拡幅した長さです)。既存のウッドデッキと比べるとずいぶんと広くなったと思いませんか?
板張り方向も横から縦張に変えましたので、室内からはより広がりを感じるはずです。

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フェンスデザインは当社の施工例写真集から、横板デザインタイプをお選びに。フェンス位置も前にせりだし横板になりましたので、お客様のご希望でもありました目隠し効果も充分。

庭のウッドデッキはお客様がお留守でも施工できます。今回もご旅行中に解体から開始し、お留守中に施工完了となりました。
お客様からアンケートで、
「すばらしいウッドデッキで家族共々、満足しております。ありがとうございました。」
これで庭ウッドデッキの取り替え工事の紹介は終了。次回は新築マンションのベランダウッドデッキを。

戸建2階バルコニーウッドデッキの取り替え工事~葛飾区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2018年5月29日

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東京都葛飾区の戸建住宅へお住まいのお客様が問い合わせフォームから、

「築10年の戸建て住宅の2階バルコニーのウッドデッキ(20平米前後の床面とベンチ、それを囲む90センチから160センチの壁面)が腐食してきたので、
やり替えを検討しており、プラン提案と見積もりをお願いしたいと思っています。」
と、ご連絡いただき日時調整の上お伺い。

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飼っているニャンコの遊び場だそうで怪我をする前に、また自分たちも以前のようにバルコニーで寛ぎたいので。。。。。。。

 

CIMG2276こちらは造り付けのベンチ。同じ木材で作られていました。

 

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ウッドデッキも囲む手摺壁も相当腐朽しています。
新築時に初めから作られたデッキですので、家を建てた工務店によるものです。で、使用木材はいつもの防腐注入木材。
工務店、ハウスメーカー、大工さんは家を建てる時に使う土台が防腐木材。それが腐らないので、そのノリでウッドデッキにも使ってしまうのでしょうか?

雨が掛からない土台と、雨ざらしになるウッドデッキでは条件が全く違うんですけどね。

お客様からのご要望で、ウッドデッキ解体後これを機会に防水工事も一緒にリフォームすることになりいつもの防水工事店とスケジュール打ち合わせ。
・・・・・戸建のバルコニーや屋上のウッドデッキ取り替え工事を請ける時は、この防水工事も一緒にお願いされる事が多く何度か同じ防水工事店へ依頼しています。

 

それでは、第一段階の撤去作業。

 

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防腐木材にありがちな木口からの腐朽。またいつもながら、根太は床材より腐朽が激しいです。
・・・・・・床材より腐りやすい条件下にある根太にこそ、耐久性が高い材を使用しなければならないのに、逆の事をしているところもありますが・・・・・・・

 

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板壁も見ため以上に腐っています。

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これが元のベンチとベンチ裏側の壁。10年でこれですからやっぱり防腐注入木材は使えませんね。

解体撤去が終了し、翌日に防水工事。

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写真上部は、防水工事前。
すき間ありウッドデッキでしたので、ご覧のように板目地部分にはごみが堆積していました。
写真下は、ごみを取り除いて既設のウレタン防水層を前工事としてケレン作業中です。

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防水工事が完了。養生の1日を開けて次はウッドデッキと壁工事を。

 

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以前から使用していたテーブルをさっそく設置。

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すき間のあるウッドデッキは今までので懲りていましたので、迷うことなくすき間無し施工のイペで。板壁も材を合わせてイペをお選びになりました。
——これでどちらも10年保証付き—–

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出幅違いの狭い側のウッドデッキ。

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造り付けベンチも出来上がって全て完了したところで、今回の2階バルコニーデッキの取り替え工事紹介は終了。

次回は同じく腐った庭ウッドデッキの取り替え工事を紹介。これもまた、防腐注入木材ですが・・・・