ウッドデッキの塗装はDIYで~八千代市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2016年11月19日

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千葉県八千代市のお客様から「家を建てたときに作ってもらったウッドデッキが腐ってきたので・・・」と、戸建庭ウッドデッキの資料請求いただきました。

到着後、現地を見ての見積もりご依頼をいただいて、

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ざっと見た感じでは大丈夫そうですが。。。。。

 

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いつもながら階段は朽ち果てていました。防腐注入木材のウッドデッキは何故か階段が一番先にやられます。
・・・・・・理由は判っているのですが。

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塗装メンテナンスも今までされていたようですが、床板の数か所の腐れと、全体がふかふかしている状況です。
これも防腐注入木材の腐れの特徴なんですが、床板より見えない分の構造部分により大きく被害がでています。

採寸後にお話しを伺いますと、

 

10年ほど前に新築された時に、その工務店に一緒に作ってもらったそうです。
今回他のウッドデッキ工事会社からも見積もりしてもらったが、今までと同じ防腐注入木材を使用してのウッドデッキなので腐朽が心配。
この防腐注入木材ウッドデッキの腐朽は、最近一時のレッドシーダーのウッドデッキ腐朽と同じくらい多くなってきていて、当社が相談を受ける案件の中で一番多いです。

———–先日も、ウッドデッキ用防腐注入木材を生産している大手の会社の方が当社に試験データを持って説明に来ていたのですが、その試験データではとても責任持ってお客様に提供できないと判断し、お断りしたばかりでした。
・・・・・・・・実は、こちらの会社で10年前にもお話があり工場も見学し、技術担当の方からも説明を聞いていたのですが、私は試験データを見て、防腐注入木材では10年以上腐らないウッドデッキを作るのは無理と判断を下していました。
残念ながら今回のお話を聞いても・・・・・・同じでした。——–

 

話は戻りまして、今回のお客様から、次にハードウッドのイペとイタウバを比較検討しているが、その価格差と耐久性、経年変化によるササクレの違いはどうか?等々のご質問。
これに関しましては、実際に施工し経年変化したウッドデッキを見て触って頂くのが一番です。
丁度お客様からご来社のお申し込みがあり、ご夫婦でいらっしゃいました。

10年間に2回しか洗った事が無い究極の展示用?ウッドデッキをご覧いただき、経年変化を実感していただきました。
※経年変化の実験の為に手入れをしていないだけです。けっして物ぐさのせいではありません・・・・・と、一応弁解して。。。

イペのウッドデッキの経年変化をご覧になり、触りましたお客様は最終的にイペでご注文。その完成写真は、

 

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新設のウッドデッキは、敷地内できるだけ拡幅。フェンスは狭幅の横板で。
ついでにタープを全面に掛けれるように柱&フレームを廻しました。

 

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奥行き・横幅を数十センチ延ばしただけなのですが、ずいぶんと広く感じられます。

これで完了引き渡しは済んだのですが、お客様から塗装のご相談。
施工完了時にうちの職人から塗装方法のアドバイスを受けていたそうで、イペに合う塗料を紹介。

塗装完了のお話を聞いて、拝見しに行ってきました。

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前2枚の写真と見比べてください。なかなか上手く塗れています。私よりはるかに上手。(私が下手すぎるという声も聞こえますが・・・・)

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扉を付けたウッドデッキ入口。

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タ-プ用の柱とフレーム。壁に付いていた竿掛け金物は柱に付け替えて。
タープは来年の夏には活躍されるでしょう。

今回はお客様がDIYで塗装されたウッドデッキの紹介でした。無塗装と塗装タイプの比較は参考になりましたでしょうか?

イペ製のウッドデッキへの塗装は腐朽対策を目的にしたものではなく、あくまでも色の好みで行います。
従ってもし塗装をするのを忘れても、面倒くさくなって再塗装しなくても洗わなくても大丈夫。ノーメンテナンスでも10年保証しています。

・・・・・・自分のところのデッキを洗浄しないで言うのもなんですが、1年に1回くらいはデッキブラシでゴシゴシしてやると綺麗になります。
そろそろ、3年ぶりに展示用ウッドデッキの洗浄をやろうかな~。

次回はマンションベランダウッドデッキ&ウッドフェンスの紹介です。

ウッドデッキ塗装で長持ちする?~松戸市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2016年10月21日

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今までもこのブログで書いてきましたが、いくら塗装しても腐りやすい木材を使用したウッドデッキは長持ちしません。
今回紹介します松戸市のお客様のウッドデッキは、その典型例です。

「既存のウッドデッキが部分的に腐っており、古いウッドデッキを撤去のうえ新たに施工を考えています。」とメールをいただき、

お伺いしお話を伺うと10年ほど前に大手不動産会社の分譲住宅を購入されたそうですが、初めからウッドデッキ付の住宅でそれも気に入って購入されたようです。

 

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奥行きが3.6mもあり、庭の9割をウッドデッキが占めています。

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ちょっと見えにくいかもしれませんが、ウッドデッキの下も階段の下も土間コンを打たれています。また木製の束下には鋼製の束を入れて、水と触れないような構造となっています。
つまり下からの湿気対策を十分にしているのですが・・・・・・・腐っています。ウッドデッキの場合は湿気より雨等の水分により腐ります。

湿気対策や塗装メンテナンスだけでウッドデッキを長持ちさせるというのは根本的に無理があるんですね。
しないよりした方がマシという程度。結局は使う木材で耐久性は左右されるという事です。

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鉢植えもこのように置かれウッドデッキ生活を楽しまれていたようですが・・・・・

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販売会社からは「防腐注入木材なので塗装して手入れすれば長持ちしますよ」と言われて、ごらんのように塗装を何度もしていたようですが。。。。。。

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腐って崩れ落ちた階段。やっぱり階段の腐朽は早く、踏み板の木口から腐っています。

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これは幕板と接する床板の木口からの腐れ。これも、いつも通り。

今回は解体時に撮影していなかったので、写真で説明できないのですが床下の根太はこの数倍は腐っていてグジュグジュ状態でした。これも「いつもの事」

防腐塗料に防腐効果が無いわけではありません。むしろ効果があるので”塗れるところ”は、しっかりと残っている為”塗れないところ”が腐っているのに気づきにくいという現象が起こります。

——これが怖い。大丈夫だと思っていたウッドデッキにのって、ある日踏み抜いて怪我をする。現地調査中に当社の担当者が踏み抜いてしまいました。——-

仮にウッドデッキを毎年、ばらして1枚1枚塗っても1枚目の写真ように割れたところから水が浸み込んで、内部から腐るのを表面の塗装では防ぎようがありません。

でも防腐注入材を使用していたのでは?という疑問が残りますが、塗装は表面だけ、注入薬剤は数ミリまで内部に加圧され入っていますが、芯部には入ってないので割れが入った部分からは遅かれ同様に腐り始めます。

数年前までは、ホームメーカーや工務店の作ったウッドデッキの多くはこの防腐注入木材が使われていました。
最近はお客様からのクレームが多くなったようで人工木へシフトしているようですが・・・・・・・人工木メーカーのほとんどが2年間しか保証していないので本当に大丈夫?と私は思っています。

さて今回のお客様は、一度このようなウッドデッキの腐れを経験しましたので真剣に検討された結果、お選びになったのはイペ材でのウッドデッキ。当社の資料も熟読されていました。

それでは完成後の写真を。

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上からのウッドデッキ全体。3.6mの奥行きは広がり感があります。

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横幅も4.5mほどあり、広いウッドデッキです。

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今までのラチスフェンスを横板のデザインに変更。なおかつ目隠しにもなるようにすき間は10mmで。

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立水栓は既存のものを使い同じようにウッドデッキ上へ。

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隣家側のウッドフェンス。高さは1.8mあり寛ぎの空間ができました。

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庭からウッドデッキへの入口。こちらのフェンスは隣家と接していないので高さは1.1mに。

既存のウッドデッキ撤去と新設ウッドデッキの施工を含め2日間で完了。施工期間中お留守だったご主人から完了数日後にメールで、

「ご連絡が遅くなり申し訳ありません。
先日はウッドデッキ工事ありがとうございました。とても仕上がりも良く家族も大変喜んでおりました。
高い買い物ですが、維持費を考えると妥当な物と思います。」

そうですよね。テクノグリーンで施工しているハードウッドの中でもイペのウッドデッキは価格で一番高くなりますが、その代わり耐久性も一番で唯一10年保証しています。
これで毎年の”塗装しなくちゃ!”という強迫観念から解放されます。

これで今回の紹介は終了しますが、実は今日も同じ防腐注入木材ウッドデッキの作り替え工事をしています。
最近このての工事依頼が多く、予定も含め他にも数か所ありますので終わり次第、順次このブログで紹介させていただきます。

 

大規模修繕時サービス2ケ所の比較

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, マンションベランダウッドデッキ, マンション大規模修繕時サービス, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2016年8月28日

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今回はマンション大規模修繕時サービスでの再組立てを同日に行った2ケ所の紹介。

マンションも、取り外し日も、当然施工した日もそれぞれ違うお客様のベランダでしたが、再組立て日は同じ日でした。

1ヵ所は江東区のお客様で8年前に施工。もう1ケ所の川崎市のお客様は2年前に施工。
取り外し日は違いましたが、大規模修繕工事の終了が同じ時期でしたので保管期間がそれぞれ4ヶ月と5ヶ月となりました。

初めに江東区のお客様のベランダウッドデッキ再組立て後の写真。

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ちょっとピンボケ?
他にも何枚か写真を撮っているのですが、他はもっとひどく使えません。・・・・・相変わらず写真を撮るのは下手な職人が担当でした。(念の為、ウッドデッキの施工は下手ではありません)

少々白っぽく見えるのはピンボケのせいですが、こちらは8年経っていましたので、お客様は塗装のオプションをご注文。
新品に塗装した時よりは、同じ塗装色でも少々黒っぽくなります。

では次に川崎市のお客様のベランダウッドデッキ再組立て後。

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こちらは施工後まだ2年くらいですので退色もそう進んではいません。そこで塗装オプション無しで再組立て。

以上、同じ日に再組立てした2ケ所のベランダウッドデッキですが、8年と2年経過後。塗装タイプと無塗装タイプの比較は如何でしたか?
これで大規模修繕時サービスの再組立て後2ケ所の比較紹介は終了。

(お知らせ)

この2~3日たて続けに大規模修繕時サービスの保管見積もり依頼があったのですが、いずれも新築マンション購入時にインテリア販売会で申し込まれて付けられたようなお話。
このブログで何度も書いているのですが、現在この大規模修繕時の取り外し・保管・再組立てサービスは自社施工のウッドデッキに限らせていただいています。

その理由としては、
1)自社施工の場合は図面等の資料が残っているので、見積もりの為の現地調査が不要。
2)自社施工のイペ製ウッドデッキは間違いなく腐っていないので、このサービスが可能。

実は、この2)が一番大きな理由で今までに自社施工以外で見積もり調査に伺うと、腐っていて一度取り外ししたら再組立てできる状態ではない!という事が100%でした。
庭ウッドデッキと同じくベランダウッドデッキの場合も表面の床板が腐っていなくても、下の根太が腐りやすいので、表面をみただけのお客様は気づきません。

以前に紹介しました下の写真のように、床板にイペを使用していても根太に防腐注入材を使用してているような場合もあります。

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イペの床板は腐っていませんが、防腐注入材の根太は腐っています。(ちなみにこれはテクノグリーンの施工ではありません)
表面からみて問題なしと判断されたお客様は、大規模修繕時に取り外し・保管を考えられご連絡いただきましたが、これを見て断念し廃棄へ。
大規模修繕工事後にテクノグリーンのオールイペ(床板・根太とも)で新たに施工されました。

 

ということで、申し訳ありませんがマンションウッドデッキの大規模修繕時サービス(取り外し・保管・再組立て)は当社施工のイペ製ウッドデッキに限らせていただいています。

テクノグリーンで施工されましたお客様は、保証書へ記載のお名前と日付をお知らせいただければ、1日以内に同サービスの見積もりをさせていただきます。