千葉県市川市のマンションへお住まいのお客様からご注文いただきました。
バルコニーのデッキと一緒にウッドフェンスも!といことで久しぶりにマンションの打ち合わせに。
マンションに近づくと、なんか見覚えがあります。・・・・・・・・なんと10年ほど前に取引があったゼネコンさんから「ウッドデッキじゃないんだけど施工してもらえるかな?」
と頼まれて施工したのがコレ!
ガラスに貼ったレッドシーダー
ガラス製のエントランスにレッドドシーダーを貼るとういう工事でした。
このマンション設計のデザイナーが、こだわりを持った方で材質・色・板幅等で数回の打ち合わせを持った事を思い出しました。
同じゼネコンさんの違う現場(やはりマンション)で中庭へレッドシーダー製のパーゴラを施工した事があって、その縁でご指名いただいたようです。
この頃、盛んにレッドシーダーがウッドデッキに使用されていた時期なんですが、テクノグリーンでは試験の結果から日本ではレッドシーダーのウッドデッキは無理という結論を出していましたので、施工していませんでした。
このときは、エントランスの入口通路で雨掛かりにならないところなので、請け負った記憶があります。
レッドシーダーでも無節材の赤身のみを選別し、塗装した材をガラスの両側から貼り付けています。強力な両面テープで。・・・・・ズレないように神経を使いました。職人達が。
エントランス内部
ちょっと幻想的な雰囲気ですね。扉もガラスでそこにも貼っています。
と、前置きが長くなりましたが、この懐かしいマンションでの今回はウッドデッキとウッドフェンス施工。
施工前のベランダ
屋根・庇がないので、こちらは正確にはベランダではなくバルコニーです。手摺はステンレス製となっていました。
こちらのマンションの新築時はもっぱら、エントランスのみの施工でバルコニーは一度も見てなかったんですが、こんな風だったんですね~。
逆サイドから
あまりにも殺風景なので、物干し場所にしか使われていなかったとの事。「ここを何とかして有効利用したい」というのが、お客様のご希望。
施工後その1
施工後その2
床はウッドデッキに、そしてステンレスの手摺もこのように木製フェンスへ変身。雰囲気が変わりましたでしょ?
これからはバルコニーが活用される事をねがいまして今回の紹介は終了。・・・・・いや~、それにしてもこちらのマンションは懐かしかったですネ!ガラスに貼りつけたレッドシーダーも皆無事っだったので安心しました。
テクノグリーンではウッドデッキには使用していませんが、頼まれて内部の造作でも何度かレッドシーダーを使っているんです。個人的には好きな木材のひとつですし・・・・・
今回の紹介は東京都品川区の新築マンションのベランダウッドデッキです。
内覧会時に採寸で同行させていただいたのですが、既に室外機は設置されていました。たまに標準で設置されている所があるんです。
ただ、あと2台のエアコンは追加で付けられるようで、これらは鍵引き渡し後に設置されるとの事。
多くご質問いただくのが、「ウッドデッキ施工と室外機設置、どちらが先か?」
このご質問への回答は、ウッドデッキ施工が先。
何故かといいますと、室外機はホース固定されている場合が多いので基本的には動かせません。従ってその部分をくり抜いての施工となり、どうしても室外機下部分が施工できず空いてしまいます。
ベランダを這っているパイプ
ベランダの端っこになりますが、なんだか判らんパイプが這わさっています。これがまたウッドデッキより高い位置にありますので、この部分もくり抜き施工となります。
パイプ廻りのくり抜き
パイプ廻りのくり抜きと、これまた判らないのですが配線の束。黒く見えるのはこの配線用のカバーです。ウッドデッキの施工が終わり次第、元に戻します。
室外機のくり抜き
先に設置されていた室外機部分のくり抜き施工。
穴2ケ所
ウッドデッキの上に置いたらドレン排水はどうなるの?ウッドデッキが排水でビチャビチャ?2番目に多い質問です。
ベランダのウッドデッキは、2重床構造となっていますのでドレンホースを排水溝まで配管します。これでベランダそのものも濡れずに済みます。下がジメジメしているのは、いやですもんね!
2台分の室外機から出るドレンホース用の穴2か所。この下にはドレンホースを外側の排水溝まで敷設?・・・・してないじゃないか!
この日は写真撮影時まで、すっかり敷設するのを忘れてこの後に敷設しました。スンマセン!
網戸とウッドデッキ
避難ハッチへ蓋をする為、ウッドデッキの高さがある程度必要となります。そうしますと網戸の下端部より上への仕上がり高さになってしまいます。
網戸の開け閉めが出来るように、このくらいのすき間が・・・・・・。
完成たウッドデッキ全体
完成したウッドデッキ全体の写真も最後に1枚載せて、今回の紹介は終了。
今回のように予め設置された室外機は動かせないので仕方がありませんが、室外機はウッドデッキ施工後に設置された方が綺麗にすき間なくウッドデッキを施工できますのでお勧めです。
これからご検討の方は、一考を。
マンションベランダウッドデッキの詳しい資料・写真集はこちらから。今回使用していますイペ材サンプルも一緒に同封しています。地域限定となりますが、もちろん無料で!
投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2014年3月13日
今回の庭ウッドデッキは東京都武蔵野の戸建てです。
十数年付合いのある杉並区の老舗造園会社からのご注文です。
こちらの造園会社から注文のウッドデッキは、いつも「イペ製」のウッドデッキです。今まで1か所も腐っていないのと、施工後お客様からの評判が良いのでウッドデッキ=イペとなっています。
庭の管理を任されている今回のお客様から「洗濯物を干すのに庭へ降りるのが、しんどくなってきた」と相談を受け、ウッドデッキのご提案となったようです。
掃出し窓前の段差
私なんぞも、ちょっと段差のあるところでは昇り降りする時に、「ヨイショ!」と自然に声が出てることに驚く事がしばしばです。・・・・・まだまだ老人の初心者、初老ですので。
これが老人もベテランの域に達すると、「ヨイショ!」にもメロディやリズムを付けて出せるようになるんだろうけど・・・・・・まだまだです。修業が足りません。
庭の物干し台
この物干し台に洗濯物を干すにはどうしても、一度降りる必要があります。
ウッドデッキ正面
先ずは室内からは「ヨイショ!」と言いながらウッドデッキに出る必要はありません。
そう!このウッドデッキ前に物干し台を設置すれば、いちち降りなくても干せるんです。これは楽チン!
何も洗濯物干し台としてだけ使うんじゃなく、庭へ出るときの動線にもなりますし、縁台代わりにもなりますので、有効利用してください。
今回の紹介はこれで終わりですが、テクノグリーンで古くから付合いがある造園屋さんは皆デッキは天然木の「ウッドデッキ」ですね。外構工事屋さんはどちらかというと、人工木材の「樹脂デッキ」をお客様に勧める傾向にあるような気が・・・・。
これって、造園屋さんは元々樹木だとか植栽・草花や土を主に扱って「庭園」を造るのを生業にしているので、やっぱり素材は「自然物」に対し、外構工事屋さんはコンクリートやアルミ・金属等の「工業製品」を使っての仕事柄からきてるんですかね?
人工木材の樹脂デッキは束や根太等もアルミで、専門職人ではなく普通の外構工事職人ても簡単に組み立てられるようになってるので、勧めているのかな?
先日、創業以来から付き合いある千葉県の造園会社にいる昔かたぎの植木職人が「冗談言っちゃいけねぇ~や、色が変わるからって天然木のウッドデッキはダメだって?庭は四季ごとの変化と経年で樹木も変わっていくから庭なんだよ!その変わり様を楽しむのが庭なんだよ!」
ん~。これって名言ですね。勉強になりました。
今回は造園屋さんとウッドデッキのお話でした。