今回の紹介は東京渋谷区のマンション。新築ではありませんが築浅で室内リフォームにあたり、一緒にベランダをウッドデッキ化したいとお問い合わせいただきました。
テクノグリーンのベランダウッドデッキは決して安い類の商品ではありません。お客様は数社から資料と見積もりを取り寄せて、価格ではなく品質でお選びいただいたそうです。
価格だけの比較では、当社は選ばれる事はまずなさそうです。・・・・・残念ですが。
タイル施工のベランダ
べ欄はにはタイルが敷いてあります。
それもインテリアオプション会で販売されている樹脂の台座にタイルが何枚か取り付けられたパネル状の物ではありません。本格的な1枚1枚現場で貼り付け施工されたヤツです。高級マンションでたまに見かける初めから標準施工されているタイプです。
当然、目地モルタルを入れてありますので、パネルタイプと違いタイル間のすき間は無い!ゴミが落ちてたまる心配も無い!さすが本格タイル施工です。
室外機設置側のベランダ
室外機はホース固定がされ動かせませんので、ウッドデッキはくり抜き施工とします。
フラットサッシ?
ノンレールタイプではないけれど、フラットサッシ?この高さに仕上げます。
サッシ下枠との取り合い
サッシ下枠の上端に合わせて施工。通常の高さ調整タイプにしては、嵩上げに要する調整代が短かったのですが、「裏ワザ」を使いました。・・・・たいした事技ではないのですが、ちょっとこの言葉を使ってみたかっただけ。。。。。
室内から見たベランダ
こうして室内からの写真を見ると、引違戸は階段状になっていないので、やっぱりフラットサッシなのかな?私が直接調査へ行っていないので、こんど担当した者に聞いてみようっと!
室外機とパイプ周りのくり抜き
逆サイドから
と、ここまで完成しましたウッドデッキの写真を紹介してきましたが、私も今になって気になったのが、ゴミが落ち溜るパネルタイプのタイルではなく、本格的な施工タイルなのに何故?
この理由をお聞きするのを忘れてしまったのですが・・・・・・・たぶん、単純に天然木が好きでタイルが嫌いとういう好き嫌いの問題?・・・・・と、勝手に推測している次第です。
これで今回の紹介は終了しまして、次回はまた戸建の庭ウッドデッキの紹介となります。
千葉県松戸市でのウッドデッキのリニューアル工事の紹介です。
「ウッドデッキが腐ってきているので・・・・」と、お電話をいただきお伺いしました。
調査時の写真から、
ウッドデッキの正面
床板もあちこち腐っているのですが、気になったのは全体が歪んでる!
ボロボロの床板
床板。上を歩くにはちょっと抵抗があります。
腐ったクロスフェンス
クロスフェンスです。一時流行ったフェンスデザインですが、これは施工の仕方を間違えると一番腐りやすいデザインです。
腐りにくいクロスデザインにするには、水が溜らない構造に作る必要がありコストもかかり意外と高くなります。このような腐りやすい構造だと簡単で安く上がりますが・・・・・。
お客様からお話を聞きますと、10年前ほどに家の新築時に建てたハウスメーカーの大工さんに一緒に作ってもらったそうです。その後も何度か塗装はしていたそうですが。
そう。今回もまた大工さんに作ってもらったウッドデッキが腐っていました。私も月に1回くらいのペースでこうした「腐ったウッドデッキ」の相談を受け、見て回っているんですが8割が大工施工のウッドデッキ。
腐る主な理由は、(1)建築用の木材(2×4材)をそのままウッドデッキに使用(2)水が溜る構造に施工(3)荷重分散を考えていない設計(根太のみの構造)・・・・・これが使用しているうちに起きる歪みの元。頻繁に使用する部分が下がり歪んできます。
今回のウッドデッキは、まさにこの腐朽原因の三拍子が揃ったウッドデッキでした。
お客様は基本的には同じ大きさで、フェンスデザインは目隠し用途ではないので、重い感じがしなければという事で狭幅の横板フェンスをご提案。
狭幅の横板フェンス
手すりフェンスの高さは80cm。板幅5cmのデザインです。この細さでもイペですので強度は十分ありますので、フラワーバスケットをハンギングされても問題ありません。
ウッドデッキの内部
写真の先端側は道路ですが、敷地が1段高くなっていますので目隠しの必要もなく、丁度いいフェンスとなりました。
階段
階段だけは、以前のが踏み代が狭かったので広く緩やかにしたのですが・・・・・。調査の後から?点検パイプが取り付けられていてぶつかってしまいました。
後日、階段を小さい元のサイズに交換する事にしましたが、なんとか「蓋が開く」とのことで、このままに。・・・・・・家のシロアリ対策用と電話で聞いたのですが、これがベイト工法のステーション?
テクノグリーンのイペのウッドデッキはノーメンテナンスで腐朽とシロアリに対し10年保証をしていますので、これで塗装からは解放されます。
ところで、先週もまた腐朽したウッドデッキの調査へ行ったきましたが、同じように大工さん施工のウッドデッキでした。・・・・まだまだ大工さんへ施工を頼む方が多いんですね・・・・。
投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ | 投稿日:2014年2月27日
お客様から、お電話をいただきました。
「今大規模修繕の工事中なのですが、もう少しで終わるので・・・・・」
お伺いして採寸を。
ベランダの防水工事も終了済
築13年のマンションらしいですが、元々ベランダにはウッドデッキが敷かれていたそうですが、再組立てできるような感じではなかったので、大規模修繕工事前に処分。
曲線部分があるベランダ
前のデッキは、この曲線部分も敷いていたらしいですが、今回は無し。その手前までの施工。
掃出し窓のサッシ水切り
前のウッドデッキは高さを調整できるタイプではなかったようで、サッシの水切りを隠す事はできなかったようですが、これが。
水切りも隠しました
このように水切りもカバーするように設置しましたので、レール部分の幅以外はウッドデッキとなっていますので、室内との一体感も全然違います。
ウッドデッキの施工範囲
柱壁までの施工としました。曲線部分は部屋からも見えないし、あまり使う事もないようです。
ウッドデッキ仕舞い端部
例のごとく途中までのウッドデッキ施工仕舞い端部は幕板で。
ウッドデッキ拡大写真
サービスで拡大写真を。
このすき間無し施工はイペ材ならではの物です。他の木材は濡れると膨張する率が大きくて、すき間を開けて施工せざるを得ませんが、イペはこの膨張率が非常に小さいのでこのようにすき間無し施工が可能です。
人工木材は濡れてもほとんど膨張しませんが、温度が高くなるとこれまた膨張しますので、板間は最低5mmのすき間を作って施工する事になります。・・・いわゆるスノコ状の施工です。
といところで、今回の大規模修繕後の新規のウッドデッキ紹介はおわりですが、昨秋にお預かり・一時保管しているウッドデッキの再組立てがこれから次々と始まる予定です。
消費税の増税もあってか、昨秋から大規模修繕開始、2~3月の終了というのが多いような気がします。
このブログで大規模修繕時のベランダウッドデッキの事を書いていますと、テクノグリーン施工以外のお客様からも取り外し・一時保管・再組立てサービスの問い合わせが多いのですが、申し訳ありませんが現在、自社施工以外のウッドデッキの同サービスは承っておりません。その理由は、・・・・・・長くなりますのでこのブログの別の機会で。