人工木からイペに変えて~柏市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年12月7日

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千葉県柏市へお住まいのお客様から

「同じ柏市内の新築の建て売り住宅を購入しました。1か月後に引き渡し予定です。
二階の屋根付きバルコニーにもウッドデッキを検討しています」

と、お問い合わせフォームから。
戸建の庭ウッドデッキと戸建のベランダウドデッキ写真集とイペ材サンプルを送付後すぐに、

「先日資料請求させていただきました。イペの高級感、施工の美しさに驚きました。
本日は図面を送らせて頂きます。
緑のマーカーで塗った一階庭部分と、二階屋根付きバルコニーの施工が希望です。
一階のデッキの一辺には一段階段をつけて頂きたいです。」

と、購入された新築の分譲住宅図面にご希望のウッドデッキを書き入れてメール送付いただきました。

 

家自体は完成していましたので、引渡し前ですが販売会社から鍵をお借りして採寸と現地調査へ。

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この掃出し窓前に庭ウッドデッキを作ります。鍵引渡しまでにウッドデッキ施工部分以外は芝が張られる予定です。

打ち合わせ時にお客様からお聞きした話では、分譲住宅販売会社から紹介された外構工事会社から人工木材でのデッキを提案されサンプルもいただいたそうですが。。。。。。

「違う。これは違う。」と感じ、いろいろとネットで捜されて最終的に当社へ申し込みされたそうです。

ネット上の写真だけでは天然木と人工木の違いは、なかなか判りずらいですがカタログの写真や実物サンプルを手に取っていただくと違いは一目瞭然です。

以前に施工させていただきましたお客様の一言。「あれはフェイク(偽物)だよ!」が忘れられません。

・・・・・最近は、お客様の中でも小さなお子様がいる若いお母様に、この”本物志向”が強いように感じます。

 

さて、次の調査・採寸は2階のベランダ。

 

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こちらは屋根が掛かっているのでベランダ。あるいはインナーバルコニーとも呼ばれる場所です。

このベランダは奥行きもたっぷりあり、有効利用できる空間になっていますが・・・・・・

防水層(FRP防水でした)も剥き出しで、部屋の中から見ても景観的にどうかな?というか広いだけ余計に気になります。

 

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ついでに、この段差と傾斜。タイルやウッドパネルじゃ問題は解決しません!
これを解決するのはテクノグリーンのベランダウッドデッキ。・・・・・・・お客様はしっかりとこのグログで紹介していた”戸建ベランダのウッドデッキ”ページもご覧になっていたようです。

さて、鍵引き渡し翌日にお天気も良く2ケ所一緒に同時施工です。

 

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先ずは、2階のベランダウッドデッキ。
出入りの段差も小さくなり、傾斜もなくなりました。これで広いベランダも生きてくる!・・・・・・はっきり言って防水層剥き出しの上で寛ごうとは誰も思いませんもね。

 

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ウッドデッキ化する事に決めていましたので、室外機の設置はこの後に。(エアコンからのホースだけは設置済でした)

こちらのウッドデッキもイペですので、マンションと同じく”すき間なし施工”ですので、デッキ下へのゴミ落ちは心配無用。
なによりすき間がないとフローリングと同じ感じがしますので、室内感覚を満喫できます。

 

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図面だけでの見積もりはウッドデッキと1段のステップだけでしたが、打ち合わせ時に道路側1面の横板フェンスと、タープ用のフレームも。・・・・このタープ用フレームはフェンスと同時に取り付ける場合は、追加金額も思いのほか掛かりませんので付ける方が多くなっています。

人工木のウッドデッキはカタログ規格サイズでのデッキ本体工事だけの場合は安いんですが、フェンスデザインは限られてますし、このようなオプションを付けようとなると部材がなく不可能か、あるいはとんでもない価格となってしまいます。
これが、テクノグリーンで人工木のデッキをお勧めしていない理由のひとつでもあるんですが。。。。。。

 

 

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そうそう物干し金物も追加ご注文いただきましたので、この位置に取り付け。使わない時は折りたためます。

 

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まだ引っ越し前でしたので、お子様の幼稚園の送迎の間での施工がお客様のお望み。

どちらも現場合わせ部分がありませんでしたので100%工場で製作し、2班に分かれて庭ウッドデッキと2階ベランダデッキを施工。
余裕で8時半から開始、お昼すぎに引き渡しが完了となりました。

 

お客様からアンケートで

「イペのサンプル実物を送ってもらって、この硬さ、重さの木を
しっかり施工して頂けるなら、お任せしようと思いました。
すき間のない、きれいなウッドデッキを眺めるたびに、
幸せな気分になります。ありがとうございました。」

 

こちらこそ、2ケ所のウッドデッキのご注文をいただき、ありがとうございました。
イペの質感は他の材料では味わえませんもんね。

 

 

 

ルーフバルコニーの活用方法~横浜市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, ルーフバルコニーウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年12月2日

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お客様から「横浜の新築マンションのルーフバルコニーへウッドデッキ、フェンスとベンチ&テーブルを考えています。」と、お電話をいただきました。

内覧会は終了していましたが、確認会時に同行しまして打ち合わせ・採寸を。

お伺いしまして室内の床を何気なくみましたら、なんとイペのフローリング!!
お聞きしますと、オプションでフローリングは無垢のイペ材を選ばれたようです。・・・・・ちなみにテクノグリーンの打ち合わせルームの床もイペです。

※欧米ではイペは高級フローリング材として有名です。

このようにイペを気に入られているので、当然ウッドデッキの材料もイペ。

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横浜港に近く、港の風景が見渡せます。

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ルーフバルコニーも広く約60㎡近い面積です。

 

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この広いルーフバルコニーの活用方法としてお客様は一部分をウッドデッキにしてアウトリビングとして。
残りの部分は・・・・・・・。

 

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アウトリビングとして活用するアイテムとしましては当然テーブル、ベンチが必要となります。

 

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ベンチは上部のふたが開く収納式。
一人用の椅子はベンチのデザインに合わせてスツールタイプをお選びになりました。

これらベンチ・テーブルも言わずもがな「イペ」で製作しています。
その理由は耐久性に優れている(これらも10年保証)ばかりではなく、ルーフバルコニーでは強風が吹きますが重いので「飛んで行かない」というのが最大の理由です。

 

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ウッドフェンスのデザインは、一番多く選ばれる広幅と狭幅の組み合わせ。
フェンスも同じイペですので、高級感が違います。

ハードウッドはみな同じと思っている方も多いようですが、耐久性だけではなくこのグレード感もイペはぴかイチ。

 

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お客様から「下地からのすき間は”3cm以内”まで、仕舞い部分は幕板を張って!」とのご希望でこのように仕上げています。

実は、ウッドデッキ施工後に残りの未施工部分は人工芝が張られる事になっています。
そう、人工芝=パットの練習場。

人工芝とウッドフェンスの下の方はネットを張られて、ゴルフパットの練習に使う予定との事で、採寸時には人工芝屋さんも来ていて一緒に打ち合わせをしました。

ご主人はゴルフパットの練習、ご家族はここで食事や寛ぎのアウトリビングとして活用する予定との事。
ルーフバルコニーは活用次第で、いろいろな用途に使える空間ですね。

今回のルーフバルコニーウッドデッキ&フェンスの紹介はこれで終了しますが、近々にもまたルーフバルコニーウッドデッキの施工例を紹介させていただきます。
次回は戸建の庭ウッドデッキの紹介です。

 

ハイデッキ?それとも傾斜地ウッドデッキ?~横浜市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年10月19日

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神奈川県横浜市のお客様から、購入された分譲住宅の敷地図面と家の図面をメール送付いただきました。

このブログで以前、紹介しました傾斜地のウッドデッキ施工地形に似ているとのお話。

いただいた図面を眺めながら以前施工しました現場を思い出し、大まかな構造と施工方法を考えた末・・・・・・・・「出来ますよ。」
お客様は、住宅分譲会社や地元のウッドデッキ業者へ問い合わせたそうですが、色よい回答を得られず、ネットで捜されこのブログにたどり着いたようです。

・・・・・たまには、このブログもお役に立つんですね。書いてて良かった!

 

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家の裏側が急斜面。

 

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それでも片側は、これだけの幅で平地はありますが、もう片側はほぼ平地は無し!

 

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家も裏側は高基礎で建てられています。掃出し窓までの高さも1m強。
この高さ以上は当社ではハイデッキの範疇になります。

従って今回ののウッドデッキはハイデッキ&傾斜地ウッドデッキ。

ハイデッキや傾斜地ウッドデッキは、ただ単に束を高くして施工すれば良いというわけではありません。

束?とういうか柱の位置、本数は状況によりまして制限がありますので、通常の庭デッキと比較しますと構造部分に使用する部材は大きなサイズ、組み方が必要となってきます。

また作業するにあたりましても斜面での施工は危険も伴い、どうしても難しくなってしまいます。
下手をすると2階建てウッドバルコニーの施工よりも難易度が上がる事も。

施工経験が少ないと、上の業者さんのように断るケースが多いかもしれない工事です。

 

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無事に施工完了。

全体としては小さめの傾斜地デッキですが、構造・施工上ではこれがギリギリ出せる幅です。
それでもお客様の御希望する出幅以上で設計する事ができました。

構造部分は庭ウッドデッキと2階建てバルコニーの間?くらい。

今回は特に現場での作業を減らす為に、製作図面を基に極力工場で製作して行きました。

また、こういう足元が悪い現場では、少人数での作業は遅々として進まず、かつ危険です。

小さいデッキでも、組み付けする職人、サポートする職人、材料を運ぶ職人と分けてなるべく自分のポジションから動き回らないで済むような体制を組んだ方が効率的で安全に施工できます。

今回は4人の職人で本体工事は1日で完了。
まぁ~、全員が慣れていていつものメンバーでなければ、いくら人数を増やしても意味がありませんが・・・・

 

最後に内側の写真を。

 

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今回のウッドフェンスは横板の内張り。
高さはもちろん高所部分のウッドデッキになりますので転落防止柵基準の1.1m以上としています。

またこれで懸案のエアコン室外機の設置場所も確保でき、傾斜地の有効利用となりました。せっかくの自分の土地ですからネ!

では、次回は戸建2階ベランダへのウッドデッキ紹介となります。・・・・・最近お問い合わせが多いので、できるだけこのブログでも紹介したいと思います。