屋上をウッドデッキで有効利用~目黒区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, バルコニー ウッドデッキ, パーゴラ付きウッドデッキ, 別荘地ウッドデッキ, 屋上ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年2月7日

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今回の紹介は屋上をウッドデッキにして有効利用した例です。
それも元々は屋根の役割だけの屋上で、人が出入りできるようにはなっていなかったところです。

目黒区にあるコンクリート3階建ての中古の戸建を購入されたお客様が、家の図面1式を持たれて来社されました。
2階のバルコニー1ケ所と3階のバルコニー2ヵ所へのウッドデッキと屋上部分全面へのウッドデッキとウッドフェス。
現況では、その屋上へ登れないので”登る為の階段も”これらがお客様のご要望。・・・・・・・ウッドデッキはともかく、この階段が難しい。

翌週に現場の調査と採寸へ。

 

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調査の為には、梯子と命綱のロープが必要で持参しました。梯子はたまに持っていく事もありますが、ロープで登るの初めて。まるで登山の気分でしたが、寄る年波には勝てないので、これが最後か?

ちなみに先行して命綱を張ったのは、元トビ?のうちの職人です。

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こちらが施工前の屋上。総3階建ての建物ですので4.5m×約8mの大きさです。・・・・・・家の中を通って材料を搬入出来ないので足場を掛けての荷揚げになりそうです。

さて、こちらの屋上は築10年以上経っているので防水工事をし直してからの、ウッドデッキ工事となりますので防水工事屋さんと施工の仕様とスケジュールを打ち合わせ後に設計へ。

シート防水後のウッドデッキ・ウッドフェンスになりますので、防水層を傷つけることなく施工方法を考えなくてはなりません。毎回の事ですが。

それでは屋上の施工前に、ちゃっちゃと2階、3階のバルコニーデッキを施工して、

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こちらは2階のバルコニー。

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当然こちらも防水工事をした後の施工ですが、バルコニーはウレタン防水でした。

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こちらは3階のR形状のバルコニー。元からあったウッドデッキはやっぱり腐っていたので、イペ製すき間なしのバルコニーデッキに交換。

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元の写真と比べていただくと良く判りますが、上が”すき間あり”、下の写真が”すき間無し”のイペバルコニーデッキ。特にガーデニングを考えていらっしゃるようですので、このすき間あり、なしは大きな違いとなります。

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こちらがもう1ケ所の3階バルコニー。室外機や給湯器がある上、一部に屋根が掛かっています。その間隙をぬって屋上へ上がる階段を設置予定。

まずはウッドデッキを施工して、

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ウッドデッキの施工は完了。この上に階段の設置にします。

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バルコニー側から見た階段の一部。設置スペースが狭いので木製の階段はあきらめてステンレス製です。

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屋上側から見た勾配屋根上のステンレス階段。・・・・・今回この階段の設計・製作が一番の骨でした。家屋メンテナンスする時に取り外しが効くように現場でのカット・溶接なし、ボルト組立ての仕様でしたから。

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階段を上ったところから見た屋上ウッドデッキの全体像。

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逆サイドから見たパーゴラ。天井部にはタープを、そして側面部にはシェード(リゾート施設にあるようなカーテン?)が吊れるように金物は合計12個取り付けています。これらが取り付けられるとどのようになるのでしょうか?私には想像できないので、取り付けられた写真を見てみたいものですね。

またライトも付けていますので、夜間でも使用できるようになっています。

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L字型に作ったローベンチ。両サイドは少し高くしてテーブルとして使用します。
当社へ打ち合わせに来社された折に、テクノグリーンが十数年前に横須賀市の別荘屋上で製作しましたのと同じローベンチの写真をご覧になり参考にして、お客様がデザインされました。

ウッドデッキも広いので、段差を付けベンチのある部分は1段高いステージ状として単調になるのを避けるデザインとなっています。

 

その参考にした写真は下で。

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横須賀別荘屋上ウッドデッキ&パーゴラ

 

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同じくコーナーの一角を扇形のステージ風で1段上げて。こちらは植栽の鉢を置くコーナーになるそうです。

ウッドフェンスは横ボーダーですが、2本と1本を交互にしたデザイン。手摺部と支柱の上部は白塗装。テクノグリーーンでもイペへの白塗装は初めてでした。・・・・試し塗りしたサンプルは打ち合わせルームには置いてあるのですが、それをご覧になってでの採用でした。(いろんな塗料で試しにサンプルを作っているのですが、今回役立つとは)

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床部分に入れた欠きこみ。これは一度床を仕上げてから、お客様に直接床に欠きこみの位置・形状を書いていただいた部分をカットして作っています。奥の床下に見えるのはスポットライトで下から上へのライトアップ用。
で、ここには下の写真の物が据えられます。

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そう流木です。自立できるようこの流木の下にイペでスタンドを取り付け。

お客様は流木がお好きなようで、ベンチにもパーゴラにも取り付けさせていただきました。これらの流木はお客様がお好みのをご用意していたのですが、何故か当社の職人に”流木”に詳しいのがいて、「形の良いのはいい値段がするんだよ!」との事。・・・・・・・・・・・知らなかった。

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こちらは、階段を照らすスポットライト。これだけは室内から点灯できるようになっていますが、他5個のライトは上がってからスイッチボックスに納められたスイッチで点灯できるようになっています。主に夜間にこのウッドデッキは活躍するようです。

今回は、この屋上ウッドデッキや工作物にこだわりをもってご依頼いただきましたので、会社で2回、現場で3回の打ち合わせをしての施工となりました。

お客様から全て完了引き渡し後に

「すばらしい空間ができました。ありがとうございました」

とアンケートでいただき、一安心。

で次回は、また腐った庭ウッドデッキの取り替え工事です。・・・・・ホント最近多いです。

困っています、助けて下さい!~我孫子市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 最近の施工事例, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2017年1月22日

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「家を新築した時に一緒に作ってもらった駐車場上のウッドデッキが腐ってきて困っています。
今メールで写真と寸法が入った図面を送りました。
早急に見積もりしていただきたく、助けてください」

と千葉県我孫子市のお客様からお電話が。電話中に確かにメールで送られてきました。

「助けて下さい!」と云われれば、助けない訳にはまいりません。私、正義の味方ですから。
その日のうちに図面から見積書を作成してメール返信。

翌日お電話をいただいて、ご主人もいらっしゃる休日にお伺い。
駐車場上のウッドデッキの場合、一人で採寸するにはちょっと無理があります。この日はたまたま同じ我孫子市内で施工がありましたので、当社の施工責任者にちょいと現場を抜けてもらって一緒に採寸を。

 

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先ずは、外から眺めてみます。柱だけが鉄骨でできています。梁は大きな断面の木材を使用しています。これだけあれば強度的には問題なかったでしょう。
でも、なんかフェンスの支柱は外から補強されているような・・・・・・・・

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雪が降った翌日に、お電話をいただいたようでこの積雪を見て奥様は不安になったようです。雪の重みで壊れるんじゃないかと。

奥様の心配もあながち間違っていませんでした。この辺の床表面だけをみるとそうでもなさそうですが、

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梁や構造部分は、この通り腐っています。ご主人がいろいろと考えて腐朽防止対策をされていたようですが、もう限界の域でした。
こちらの材も加圧防腐注入木材ですが、特に大きな断面の構造材は深部まで薬液が入っていないので内部から腐朽が始まります。

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こちらは解体時の写真ですが、フェンス支柱は梁にほぞ穴を切って留めていますが、全腐っています。・・・・・・いつもながらの光景ですが、どうして大工さんは腐りやすいこのほぞ加工をわざわざするんでしょうか?

採寸も終わり、打ち合わせ時にお客さまからお話を伺うと、毎年塗装もされていたのですが数年前から床板が腐り、そのたびに交換してきたが手摺がグラ付いてきて全面交換を考えるようになったそうです。

まずは外構工事屋さんへ見積もり依頼をされたそうですが、構造部分は鉄骨、床板は人工木という仕様で希望に合わないばかりか価格も予算をはるかにオーバーしていて断念。
次にネットで見つけた会社はウリン仕様だったので、駐車場の上に作るので車に樹液が掛かる問題でペケに。・・・・・・当社はこの樹液問題がある為、駐車場上のウッドデッキはウリンでの施工はやっておりません。

そしてお電話いただいた当日、当社をネットで見つけられ「こんな近くにウッドデッキ専門会社があったなんて、灯台下暗しでした!」
お客様切望の”一日でも早い解体・施工”に応えるべく、新しいウッドデッキの仕様打ち合わせを行い、翌週からの施工とさせていただきました。

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完成しました外からの全体写真。柱も鉄骨からイペになっていますので2本へ。

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柱はイペの100角。柱金物はテクノグリーン特注の溶融亜鉛メッキ製でがっちり固定。

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今までのウッドデッキと大きさは同じですが、フェンスデザインはラチスから横板へ。そしてタープ用の柱と上部へはフレームを追加し、一緒に竿掛け金物を。これらは奥様からのご要望。

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元はこのようにデッキ上に置かれてあった水受けパンは、

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ウッドデッキに埋め込んですっきりと。

これで完成し引き渡しをさせていただいたのですが、後日写真の撮り忘れがありおじゃましたところ、

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なんと、ご主人が前日2日掛けて塗装されたばかりでした。・・・・・・施工時にうちの職人へ塗装の方法を聞かれていたそうで。

お客様からアンケートで、

「大変お世話になりました。
皆さまのお蔭で要塞のようなウッドデッキが完成しました。ありがとうございました。
現地見積もりしてから2週間もたたずに出来上がるなんて夢のようです。

『たかがウッドデッキ』が、『されどグッドデッキ』になりました。母屋の品格も上がりました。
老犬も安心して散歩しています。

水場も同じ物を使っているのに・・・・・・おしゃれに見えるのは『されどグッドデッキ』だからでしょうか?

予算は少しオーバーしましたが、本当にお忙しい中、グッドデッキを作っていただいてありがとうございました。
テクノグリーンさんにお願いしてよかったです。」

打ち合わせ時に一緒にお部屋にいたワンチャン。「老犬になって外へ散歩へ出られなくなり、ウッドデッキが唯一の散歩場所だったのがこんな状態なのでそれもできず・・・・・」とお聞きし、スケジュール調整して早めに施工させていただきました。・・・・・・・・・私も一緒に打ち合わせに行きました職人の親方もワンコ飼ってますので。

ちなみに『たかがウッドデッキ、されどグッドデッキ』は20年前からテクノグリーンのキャッチフレーズです。

次回はマンションのベランダウッドデッキの紹介です。

バルコニーウッドデッキ開き戸前は?~杉並区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年12月4日

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杉並区へ新築中のマンションを購入されたお客様から

「この度、新築分譲マンションを購入することになり、そのマンションバルコニーでの施工を検討をしております。
ホームページには、「大規模修繕での取外し、保管、再施工にも対応」てありましたが、バルコニーの広さにもよるとは思いますが、費用はいくらくらいになるのでしょうか?例えば1㎡につき◯円、といった目安はございますか?」

資料請求とご質問いただいたのですが、当社のマンションバルコニーウッドデッキはオーダーメイドでの製作施工となりますので、価格表はございません。また数量や平面形状により㎡単価も違ってきます。

資料がお手元に届きましてから、購入されたお部屋の間取り図面をFAXいただきました。

FAX図面からの見積もりをご検討され、内覧会時の同行採寸をお申込みいただき採寸へ。

 

 

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バルコニーの中間が鈍角のコーナー形状になっています。

 

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お客様のご希望は、この室内と同じ高さのバリアフリーのウッドデッキと塗装タイプでした。

 

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ところが、上2枚の写真のように開き戸が2ケ所。ウッドデッキを室内高さに施工しますと扉の下があたり開きません。

そこで提案させていただいたのが・・・・

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このように開き戸前だけ1段下げての施工です。
※左に見えているホースはいつもの室外機からのドレンホースの接続用。ウッドデッキ下へ配管していますので、室外機設置時にこのホースへ繋ぐだけとなります。

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こちらはもう1ケ所の開き戸前のウッドデッキ。

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段差50mmは幕板で化粧。

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バリアフリー部分と段差部分は、こんな感じに仕上がります。

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鈍角のコーナー部分仕上げ。
直角コーナーと違い板張り方向に悩む所ですが、今までの施工経験から、この板張りが経年の変化を考慮すると一番トラブルが少ない事が判り、現在は全てこの張り角度としています。天然の木材はそれぞれクセ(性質)がありますので、経験してみないと判らない事がいっぱいあります。・・・・・・たまにはクセを通り越して”根性曲り”の木も!

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リビングの掃出し窓前のバリアフリーウッドデッキ。

お客様がお選びいただきました理由のひとつ”すき間無し施工”は、高級感いっぱい。
それに塗装していますので、まるでフローリング。・・・・まぁ、欧米ではイペは高級フローリング材として使われていますからね。

こちらのバルコニーウッドデッキは約27㎡と大きく、その上コーナー部や段差ありの上、塗装タイプでしたが1日施工完了。お客様の翌日の引っ越しにも間に合わせられ一安心。
新築マンションの場合は、鍵引渡し、引っ越し、その上エアコン室外機の設置といろいろなスケジュールがありますので、これらの日程の中で調整し短時間で施工する事も必要なりますが・・・・・・・これが大変といえば大変。

これで新築マンションのウッドデッキ紹介は終了。次回は駐車場上のウッドデッキです。